Nicotto Town


小説日記。


あなたと。



あなたとずっと居たかった。

あなたをずっと見ていたかった。

あなたの傍に居たかった。


あの日、私の王子様が、王子様のままで居てくれたなら。


こんな未来変えられたかもしれない。



もう泣きたくない。

あの日に帰れたら。


でも、私は、今まで積み上げてきた物を「無かったこと」にしたくない。


私はこのまま生きていても、きっとずっと、泣いているだけだけど。


見ていたものを、「見なかったこと」。

感じていたことを、「知らなかったこと」にしたくない。


ねえ、あなたは、今も私を覚えてくれている?

死ぬべきときに、迎えに来てくれる?



私、頑張って生きるから。



―――アリヒェン=ティガーナ=ラルベッタの昔の日記より




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