☆冥王星(Pluto)
- カテゴリ:その他
- 2012/10/14 00:20:45
冥王星は外惑星であり、約247年もかけて太陽の周りを1周するので、運行は非常にゆっくりしています。14等星くらいの明るさなので、望遠鏡を使っても見つけることは難しいでしょう。
準惑星の新たな定義
2006年8月に国際天文学連合総会で惑星と準惑星の定義が決まりました。
海王星の周辺から冥王星の外側までエッジワース・カイパーベルト天体と呼ばれる小さな天体が数多くあります。さらにその他の場所にも冥王星と同じような天体が次々と発見されています。冥王星は月よりも小さな天体で他の惑星とは大きく異なった特徴を持っていますし、2003年には冥王星より大きな天体エリスが発見されました。これらのことをまとめると冥王星の大きさは惑星の条件に該当しなくなり、惑星ではないと決議されました。そして、冥王星は小天体の一つではないかと考えられ、エリス、セレスと共に「準惑星」とされています。
冥王星の発見
冥王星の発見は海王星の場合と同じで、海王星の理論上の公転軌道が実際の観測とは異なっていたため、それらの外側にまだ発見されていない9番目の惑星がある予測されました。そこまではいいのですが、実際に冥王星を発見したアメリカの天文学者クライド・トンボーは、当時の最新技術である天体写真を多く撮影し、一つずつ時間をかけて確認していったそうです。
【冥王星の神話】
天王星は英語で「プルート」と言います。これはギリシア神話に出てくる冥界の王ハーデースのことで、ゼウスやポセイドーンの兄になります。また、また、プルートは農業の女神デーメーテールの一人娘ペルセフォネを無理矢理さらった怖い神話もありますが、結構かっこいい話もあります。
ところで、この名も天王星などと同様に古代の人が付けたものではありません。つまり、近世以降に発見された惑星であり他の惑星に倣って神話に出てくる神の名が付けられました。ちなみに冥王星は太陽から遠く、いつも暗闇の中にあることからこの名が付いたそうです。
の方を思い出すわ(^^)
懐かしいな〜