いらない人間。 #49
- カテゴリ：自作小説
- 2012/10/11 12:16:37
✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校Ｎｏ１モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第四十九章 『お姉ちゃんなの…??』
（来るかな…）
モナは女性に電話をかけ、待ち合わせ場所で待っていた。
すると後ろから、コツ…コツ…とハイヒールの足音が聞こえた。
「お待たせ、連絡ありがとうね」
姉とまったく同じ顔をした女性だった…。
「おっ…お姉ちゃん…」
「え…??」
「あっ、いえ!!何もないです!!あ、座ってください!!」
女性はあまりにも姉に似ていてつい”お姉ちゃん”と呼んでしまった。
「あの…あなたの名前はなんていうんですか…??」
「私…??私ね…名前自体は覚えてないんだけど…。私の昔の知り合いの人がね
私の名前を教えてくれて…。写真ももらって”コレを手がかりにして”って…。
あっ、ということで私の名前は”優奈”らしいです…」
「優奈…??やっぱり…お姉ちゃん…」
「で??あなたは??」
「ああ…私は…山口モナです。」
「山口…モナ…??どこかで聞いたことあるような…ないような…??」
「覚えが…あるんですか…!?やっぱりお姉ちゃんだぁ…!!!!!」
モナは手を合わせて喜んだ。
「ねえ、さっきからお姉ちゃん、お姉ちゃんって何…??」
「あの、あなたは私のお姉ちゃんなんですよ!!急に言われてもわかんないと思うけど…。
あなたは私のお姉ちゃんで、私が妹なんです!!あなたは山口優奈でモデルだったんです
それで…その…うちの両親が殺されて…その…」
「両親が…殺された…??そういえばそんなことも言ってたかもね…」
「あの…お姉ちゃん…記憶思い出すために病院行こう??ね??」
「そうね…。あなたが妹って確信も早く持ちたいわ。」
といってモナと優奈はとりあえず明日香の家へ行った。
「えっ!?ゆっ…ゆゆゆ…ゆなさん!?」
「どうも…私と知り合いなんですか??」
「へ??」
「少し…記憶がないの。でも取り戻す努力はしていくから心配しないでね」
とニコッと笑った。
※実話ではありません。
少しずつHappy endに..?