何故この世には悪人と義人が共存するか
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- 2012/10/10 21:28:44
その日、イエスは家を出て、海べにすわっておられた。
ところが、大ぜいの群衆がみもとに集まったので、
イエスは舟に乗ってすわられ、群衆はみな岸に立っていた。
・・・・
また、ほかの譬を彼らに示して言われた、
「天国は、良い種を自分の畑にまいておいた人のようなものである。
人々が眠っている間に敵がきて、麦の中に毒麦をまいて立ち去った。
芽がはえ出て実を結ぶと、同時に毒麦もあらわれてきた。
僕たちがきて、家の主人に言った、
『ご主人様、畑におまきになったのは、良い種ではありませんでしたか。
どうして毒麦がはえてきたのですか』。
主人は言った、
『それは敵のしわざだ』。
すると僕たちが言った
『では行って、それを抜き集めましょうか』。
彼は言った、
『いや、毒麦を集めようとして、麦も一緒に抜くかも知れない。
収穫まで、両方とも育つままにしておけ。
収穫の時になったら、刈る者に、まず毒麦を集めて束にして焼き、
麦の方は集めて倉に入れてくれ、と言いつけよう』」。
・・・
それからイエスは、群衆をあとに残して家にはいられた。
すると弟子たちは、みもとにきて言った、
「畑の毒麦の譬を説明してください」。
イエスは答えて言われた、
「良い種をまく者は、人の子である。畑は世界である。
良い種と言うのは御国の子たちで、毒麦は悪い者の子たちである。
それをまいた敵は悪魔である。収穫とは世の終りのことで、
刈る者は御使たちである。だから、毒麦が集められて火で焼かれるように、
世の終りにもそのとおりになるであろう。
人の子はその使たちをつかわし、つまずきとなるものと不法を行う者とを、
ことごとく御国からとり集めて、炉の火に投げ入れさせるであろう。
そこでは泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう。
そのとき、義人たちは彼らの父の御国で、
太陽のように輝きわたるであろう。
耳のある者は聞くがよい。
☧ 新約聖書 マタイによる福音書 13章 1-2、24-30、36-43節