いらない人間。 #47
- カテゴリ:自作小説
- 2012/10/09 22:01:31
✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第四十七章 『お姉ちゃん探します』
(なんでお姉ちゃんは私に真実を伝えに来なかったの…??)
モナは帰り道ずっと考えてました。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
明日香も何か考え込んでる様子。
「…はぁ」「…はぁ」
ハモった2人は顔を見合わせた。
「明日香ちゃん…何かあったの…??」
「モナちゃんこそ何かあった??」
「私…!?私はべつにぃ…」
「私もべつにぃ…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「はぁ」「はぁ」
2人は結局、何も話し合わずに帰りました。
「ただいまでーす…。…あれ??」
モナがフッと玄関を見ると見ない女性の靴が一つ…。
「モナちゃん??どーした??…この靴!!!!」
明日香は見覚えある様子。
「明日香ちゃん??この靴知ってるの??」
明日香は顔色が悪くなっている。
「モナちゃん、静かに部屋に入ろう…。お客さんにバレないようにね…」
としのびあしで歩いていった。すると。
──────────────ガチャッ!!
(…ビクッ)
「やだ…明日香…??明日香!!やっぱりココにいたのね!?」
「ゲッ…。なんでこんなときに帰ってくんだよ…」
「ぎっ…桐!!誰よこの女!!この部屋に女連れ込むのはやめろって言ったじゃないのよぉ」
とっさに彼女口調になる明日香。
「明日香…」
「あっ…明日香ちゃん!!この女の人は…」
「やめてよねー、ハハハハハハ」
「明日香・・・。桐はもう言ってくれたわよ。オレがそうだと。」
明日香は唇をかみ締めた。
「お兄ちゃんのバカ!!いらないことすんじゃないわよ!!!!」
と明日香は部屋に入った。
「…明日香ちゃん。」
「明日香…。桐…私明日香病気って聞いたのよ!?だから私は…」
「やめろよ。明日香の聞こえる声でそれを言うな。」
桐は母の手をひっぱって家を出た。
「私もお姉ちゃん探さなきゃ…」
と菫に貰った唯一の頼りになる人の電話番号の紙を握り締めた。
(よしっ、行こう…)
モナは黙って家を出て行った。
※実話ではありません(続く)
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