✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第四十二章 『モナの安心』
「明日香ちゃん、それ、手伝うよ??」
モナは料理をする明日香を手伝おうとする。
「いいよ!!モナちゃんは寝ててよ!!モナはまだ立ち直れてないでしょ??」
明日香が心配そうにつぶやく。
「そ…そんなことないよ。お姉ちゃんなんて…すっ…好きじゃなかったもん。」
といってモナは明日香の手伝いを始めた。
「へ??嫌いだったの…??」
「だって毎日比較されて辛かったんだもん!!お姉ちゃんがいなくなればって何回も考えたし
おっ…お姉ちゃんがいなくなってよかったんだよ!」
モナが叫んだ。
「モナちゃん…。なんで??優奈ちゃんはすごくモナちゃんの事心配してたんだよ!?」
「そんなの…今さら言われても…知らないよ…」
うつむくモナのそばに桐が来る。
「大丈夫だ…。お前は自分を責めなくていい。」
桐がモナの背中をさする。
「おっ…お兄ちゃん!!ふざけないでよ!!甘やかさないで!!」
「明日香。お前もそろそろ学校だろ??早く準備しろ。モナ、お前もほら、準備しろよ」
桐は実の妹の明日香に冷たく、モナに甘くだった。
「何なのよ…。どっちのお兄ちゃんかわかんないわね!」
と叫んで家を出て学校へ向かった。
「ごめんなさい。桐君…私もそろそろ…」
とモナも家を出て学校へ向かった。
モナは明日香の隣まで走っていった…。追いついた。
「何??ついてこないでよ。」
明日香の足が速くなる。
「待ってよ明日香!!お姉ちゃんの事私だって認めてた!!」
明日香は足を止めてふっと振り向いた。
「え…??」
「いや…認めてたっていうか…”認め始めてた”って感じかな…。」
明日香はモナに近づいてモナの隣に立った。
「行こう??私も言いすぎた。」
「うん!!!!」
ニコッと笑い、モナと明日香は学校へ向かった。
──────────ガラッ。
「あっれぇー??いらない人間さんのお出ましー??」
蜜柑がクスリと笑いながら言う。
「あらっ、本当だわー。久しぶりねーいらない人間さん^^」
大玉のボス、花梨もささやく。
「…あんたのせいであれから姉ちゃんに散々説教されたんだよ。」
スマホをいじりながらつぶやく柚。
「そーなのぉー??全部あんたのせいねぇ~。クスッ。」
笑う花梨。
モナは無視して一歩前に進んだ。すると…。
「何コレ…??」
モナの目には黒板が見えた。そこにはありえないほど汚い言葉が並ぶ…。
「フフッ。悠君を誘惑した罰でしょ??ねぇ??花梨。」
蜜柑が花梨につぶやく。
「それだけじゃないわ。柚の事もあるのよ」
「そうだねぇー…。私の心も傷ついちゃったし。次はあんたの番よねぇーん♪」
と柚がモナの前に近づく、そして手を挙げた!
「キャッ…」
するとパンチがフッと止まった。
「…チッ。」
「あなた誰…??この学校ってこういう事する子多いの??」
明日香がパンチを止めていた。
「明日香ちゃん!!」
「モナちゃん…大丈夫??ケガない…??」
柚はすごい顔で明日香を睨んで教室を出て行った。
「明日香ちゃんこそ手大丈夫なの!?」
「ハハハ!!こんなの慣れてるってのー!!小さい頃こんなケンカ当たりま…」
途中まで行って口を閉じた。
「え??なんて??」
「なんもないなんもない!ハハハ…」
明日香が笑ってごまかした。
明日香は何者なんでしょうか…??
※実話ではありません。
読みにくくてごめんなさい!意味分からないこと起こったんで…。
今回はコレで許してくださいませ!
いつもが読みやすすぎるんだよ~ww