生きる命
- カテゴリ：小説/詩
- 2012/10/05 00:31:54
教室の中の無の時間。
この場にいる理由はなんだ。
消えかける存在と共にうまれる
小さな希望にかけてきた。
僕の今のこの腕がなかったら
何ができたというんだ。
生きる理由があってよかった。
生きてこれてよかった。
死んで欲しい。
消えて欲しい。
そう望む誰かがいても
生きて欲しい。
居て欲しい。
そう望む誰かを信じて。
変えられない今はあるよ。
変えてゆける今もある。
変わらないで欲しい時は
変わりゆくなかに埋もれ
どうか遠くいつかの中で
息をふきかえせたら
あの時があったからだと
思える今だったなら
何だって良いじゃないか。
いつかを自らの手で奪わずにすめば。
今は消さない。
いつかも消さない。
いつかに今、
命をつなげる。
今、生きていると言うがわからない若者が増える中、どんな苦境におかれながらも
まだ先の見えぬ未来に向かって、希望をつなげる。
そんな思いも・・・
生きていくと言う事は、この世に生を受けたと同時に、とても幸せな事なのです。
大人になっても「どうして？」と自分で投げかける自問がいっぱいあるけれど・・・
生きていると言う事に、意味があるから