Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


いらない人間。 #40

✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。

第四十章 『守る??守らない??』

「あの…どういう関係ですか??怪しすぎます。」
悠が問いかけても何も言わないれいな。
「んっ…。」
モナが目を覚ました。
「モナちゃん!」「モナ!」
ついハモる。
「へ…!?」
モナはついビックリして後ろへ下がってしまった。
「モナ…。オレは心を入れ替えたんだ!花梨とも別れた。頼む許してくれ!!」
悠が頭を下げる。
「へ…!?へ…!?あの…。隣の人は誰…??」
モナがおそるおそるれいなに指をさす。
「私はあなたのお姉ちゃんの友達のれいなよ。」
「お姉ちゃん…の??…そうだわ。お姉ちゃん…お姉ちゃんはどこ!?」
れいなの服をつかんで問いかける。
「お姉ちゃんはね…”死んだの”」
「…はぁ??何言ってるんですか??意味がわかりません。かえってもらえますか??」
「モナちゃん…」
「かえってよ。お姉ちゃんをバカにしないで…!!!」
れいなはこの日、おとなしく帰っていった。
「モナ…。大丈夫か??オレ…」
「あなたもあなたじゃない。かえってよ。今さらなんなの!?」
モナは隣においてる自分のカバンを取って中からノートを出した。
そして悠に投げつけた。
「これを読めばあなたもここにはこれないでしょうね。早く帰ってよんで」
「これは…”日記帳??”」
モナはコクリとうなずいた。
「そうよ。私があの頃…書いてた日記帳よ。」
「でも…1ページしか書かれてねーぞ…」
「ええ。それから前は全部破ってすてたの。怖くなった。お母さんの悪口しか…
かいてなかったもの…。そのページは何かの証拠になるとおもって残してたの。」
そういってモナは布団に潜った。
「モナ…。オレは心を入れ替えたんだって…」
「そんなの知らない。」
「じゃあ…オレ帰るからな。」
モナはコクリとうなずいてそのまま無言になった。
───────────ガラッ。
「やあ。山口さん。調子はどうだい??」
「先生!私、元気です!!退院できますよね!?ね!?」
「そうだね。すっかり元気なようだし。退院の許可も下りたみたいだし。もういいよ。」
モナはパッパと帰る用意をして帰っていった。
「やったぁ~…。あ、お姉ちゃんに報告しなくちゃ…」
モナはカバンを探って携帯を出した。

PLLL....

当然だが、優奈が出るわけない。
「お姉ちゃんでないな…。どうしたんだろう…」
モナは何もわからず、ただただ歩いていった…。
(そーだわ…両親が殺されたからまだ部屋とか調べられてるんだっけ…。
どうしよう…。お姉ちゃんも電話にでないし…。んー…)
モナが心でつぶやいてると一人の女の子が手を振っている。
「おぉ~い!!モォ~ナァ~ちゃ~ん!!!!」
モナの方向へ走ってくる一人の女の子。
「…??誰…ですか…??」
「やだ!忘れたの!?私は覚えてたよー!!明日香!!明日香よ!!」
モナは一瞬固まった。固まって何秒かたった。
「あー!!!!明日香ちゃん!?だいぶ変わったね…」
と明日香の上下を見渡す。
「ふふっ。モナちゃん!!うちこない??桐も会いたいって言ってたし~♪」
「桐君が…??桐君だったらお姉ちゃんの事知ってるかな…。うん。行く!」
明日香とモナは明日香の家に向かった。

※実話ではありません。




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