☆ダイオキシンの急性毒性のメカニズム
- カテゴリ:その他
- 2012/10/03 00:06:41
ダイオキシン類の急性毒性には色々な症状が現れるのですが、最も問題になるのは、やせ衰えて、死亡することだと言われています。
これは甲状腺という内分泌腺に大きく関わっています。この甲状腺はのどの前方にあり、新陳代謝や身体の発育に関係します。そして、ダイオキシン類は甲状腺の細胞を破壊し、その機能を果たせなくしてしまいます。つまり、甲状腺ホルモンは栄養素をエネルギーに転換させる働きがあるのですが、その機能がおかしくなると栄養素が体内に入ってもエネルギーに変えることができず、最後にはやせ衰えて死んでしまうというわけです。