いらない人間。 #34
- カテゴリ:自作小説
- 2012/09/29 21:40:56
✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第三十四章 『明日香』
優奈は落ち着いて、モナと同じ、明日香の病院へ行った。
「桐…。さっきはごめんなさい。」
桐と菫が涙を流している。
「ああ。いいよ。それより…明日香の手を握ってやってくれ…」
とイスを差し出す桐。
「明日香ちゃん、元気になって…。生きて…」
そういって優奈は長居するのが辛かったから帰っていった。
「モナの病室もよらなくちゃね…」
とモナの病室へ向かった。
「モナー?おきてるー?」
優奈はドアを開けてひょこっと顔を出した。
「あら、優奈さん!!いらっしゃいませ^^今お客さんが来たんですよ。」
と微笑むモナの横にはニヤリと笑う怪しい女…。
「こんにちわ…。優奈さん…。」
ニヤッ、と笑う。
「あんた…!!!!!」
そう、その正体は、モナをうらんでる『真菜』だった。
「あら??私をごぞんじ??」
イヤミな顔をして聞く真菜。前と違って上品な格好。
「…いいえ。少し知り合いに似てたものですから。では。」
優奈は真菜が嫌いだった。
モナにしたこと、モナをうらんでること全て知ってたから。
優奈があわてて病室を出た瞬間、一人のギャルが走ってくる。
「優奈~~~~~!!!!」
「れ…れいなぁ!?」
あわてて優奈の元に現れた。
「聞いてよぉ…。大変なのぉ!!!!!」
れいなが涙ながらに言う。
「えー??何があったの??」
優奈が問いかけると、れいなは近くのベンチに座って語った。
「元カレにさ、私言ったんだよ。『付き合ってたっていっても付き合ってなかったみたいな
ものなんだから、もう付きまとわないでって…」
優奈も座って問いかけた。
「それで??」
「それで…。元カレがそれで怒って事務所に私と付き合ってた事バラすっていいに言ったみたい。それが嫌なられいなを付き合うように説得してお金も用意しろって…」
「えぇ…!?」
れいなはブワッと涙を流していった。
「もうコレクションもブランドも仕事もダメになるかもしんないぃ…」
れいなの涙が頬を通る。
「そんなぁ…。私が説得してもいいけど…」
「本当!?恩にきるよぉ~~~❤」
れいなはパァッと急に明るくなった。
「ったく、調子いーんだから…」
「じゃあ作戦会議は大学でね!!じゃーねーん♪」
モデルの仕事を両立しながら通ってる大学が一緒だった2人。
「はいはい、じゃーねー。」
優奈はそっけなく手を振った。
優奈は『フゥ』とため息をついてモナの病室へ戻った。
ドアの前に立つと、話が聞こえてきた。
「優奈さんは貴方のお姉さんなのよ…??そしてあなたをあの夜襲ったのは…。
おやを殺したのは…すべて『加奈』なの。そしてあの子をああいう風に動かしたのは
このわ・た・し❤」
※実話ではありません。

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- ★NORI★
- 2012/09/29 22:16
- 真菜怖いな…
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- ばい菌まんの心友
- 2012/09/29 21:45
- (◉◞౪◟◉`)お、恐ろしや!
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