いらない人間。 #24
- カテゴリ:自作小説
- 2012/09/19 22:52:17
✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第二十四章 『歌の力』
モナ「この声…お姉ちゃん…??」
優奈は歌まで歌っていた。
…のではなく、モナを元気ずけるために
自分でモナのウォークマンに歌を録音してた。
モナ「お姉ちゃん…」
優奈の歌はモナの心をしっかりと癒した…。
『元気だして』・『あなたはいらない人間じゃない』そういう言葉が
何個も並べられていた。…でも、モナは…。
モナ「もう無理なんだよ…お姉ちゃん…」
モナはうずくまって自分のあやまちなどを振り返っていた…。
────────夜。
優奈は大きなショーを終えて帰ってきた。
優奈「やっと解放された気分だよぉ…」
優奈はフワッとソファに座った。でもモナは出てこなかった…。
優奈「ママ…」
母「すべて知ったのならその呼び方はやめて。」
母は食器を片付けながら優奈に言った。
優奈「じゃあ京子さんって呼べばいいの??」
母「そうね。そうよんでちょうだい。」
優奈「そうやって呼ぶくらいなら、出て行ったほうがマシよ。」
といって優奈は自分の部屋へあがった。
優奈「ふぅ…」
部屋に帰った優奈はいち早く、健に電話をした。
PLLL....
優奈「健…!?大きいショー終わったよ!!マジ解放された気分~♪」
健は一言も話さなかった…。
優奈「…健??どうしたの??一言もしゃべらないで…」
健『話があるんだけど…公園に来てもらえないか??』
優奈はプロポーズだと思った。
優奈「もちろん、行くわ!!じゃあきるねバイバーイ❤」
優奈はルンルンで公園へ向かった。
『ああなるとも知らずに…』
────────公園。
夜の風がヒューヒューと吹く…。
優奈「今日は気味が悪いわねぇ…」
ベンチには健がすでに座っていた・・・・。
健「ああ、優奈。久しぶり…」
優奈「ええ、そうよね。久しぶり…」
優奈と健は何ヶ月ぶりかに会う。
健「実はさ…お前に話があってさ…」
優奈「うん…何…??」
健「別れてくれないか…??」
優奈「…へ??」
静かな夜の公園に木の音がザワザワとなる。
健「っていってももう別れてるんだけどなっ…」
優奈「ふざけないでよ…別れてないよ!!!距離置いただけでしょ??ねぇ??」
健は真面目な顔をして言った。
健「好きな…女ができたんだ…」
優奈「嘘…でしょ…??待ってよ…私はどうなんの…??」
健「ごめん…」
健は申し訳なさそうに謝るしかしなかった。
優奈はそういう健を見て腹がすごく立った。
そして一発。
───────────バシィッ!!!!
優奈「あんたみたいなウジウジ男こっちから願い下げよ!!!」
そういう優奈でも好きな物は好きだ。
優奈は帰り道、まっすぐ家に帰らずに寄り道をして帰った…。
それも大泣きしながら…。
夜道…暗いなか一人泣いて、泣いて、泣いて歩いた…。
優奈「うっ…うっ…。」
優奈が泣いてると、一人の男の人が声をかけてきた。
??「あの…大丈夫ですか…??」
そっと肩を触れる男の人の手は健の手に似てた。
思わず優奈は
優奈「触らないで…!!!!!」
と払ってしまった。
優奈「・・・あ。ごめんなさい…。」
??「ああ、いいえ。大丈夫ですか…??」
優奈「平気です。気にしないで…」
といって振り返り、帰ろうとした・・・・・・・。
でも優奈は…。
優奈「───────。」
??「ちょ!!!大丈夫ですか…!?」
これが優奈のすべての始まりでした。
※実話ではありません。

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- *aiko*
- 2013/08/26 19:49
- 悠君?でしょうか・・・・・。
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- ぱち公
- 2012/09/19 23:37
- ゆうなの続き気になりますねー
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