判じ絵
- カテゴリ:日記
- 2012/09/18 18:17:36
「判じ絵だね」
TVドラマ「だましゑ歌麿Ⅱ」で岸部一徳さんの演ずる浮世絵の版元蔦谷重三郎が、吉原の遊郭の天井に喜多川歌麿の描いた絵にコメントした台詞。
判別不明な天井画はなにを描いたのかなと思っていたら、判じ絵だったんですね。
判じ絵は、江戸時代の庶民に愛された遊びでなぞなぞの一種です。
絵が表す意味を組み合わせて、まったく絵に関係のない言葉を導き出します。
喜多川歌麿は、当時流行していた絵や文字の組み合わせで解くなぞなぞ遊び判じ絵を浮世絵で使用しました。
歌麿の浮世絵は、江戸幕府の政策「寛政の改革」の進める上で障害になるとの判断で判じ絵禁止令をだしましたが、反骨精神を持つ歌麿はそれにもめげず浮世絵を製作し続けます。
権力と戦う手段はいろいろありますが、暴力ではなく浮世絵で戦うなんて凄いですね!
判じ絵に興味を持った方は、こちらへ
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/exhibition/2012/1209sep/hanjie/index.html
そうですね^^
こんなパズル(?)で遊べるんだから・・。
そして、芸術でお上に抵抗するなんて、ピカソさんも真っ青です。