ちょっと怖い・・ヒグマ小説
- カテゴリ:ペット/動物
- 2012/09/17 14:02:25
「シャトゥーン ヒグマの森」(増田俊也著)という小説を
読んでみました。シャトゥーンというのは「穴持たず」の
ことで、冬ごもりに失敗し、食料を求めて雪の中を徘徊
するヒグマのことだそうです。「穴持たず」に関連する悲惨
な事件は、北海道ではいくつか起きています。
小説のあらましは、大学付属の天塩の自然観測小屋で
暮から正月を楽しもうと集まった男女6人と、その他2人の
男性の計8人が、次々とヒグマに襲われて喰われ、最後に
母子2人だけが生き残る、というストーリーです。
話の流れそのものは、エイリアンの一作目と似たような
ものですが、生きたままの人間を貪り食う描写は、なかなか
不気味です。
小説の中で紹介されるヒグマの大きさ、強さ、生態などを
少々・・・。
① ツキノワグマとヒグマの大きさ
ツキノワグマ 最大60~70kg
エゾヒグマ 最大400~450kg
最大級のヒグマは立ち上がると2.5~3mほど
② 走る速さ
時速80kmくらいで走るという話もあるようです。
100mを6秒台から7秒台。人間は絶対かなわない
③ ライオン対ヒグマ
昔、ヨーロッパやアメリカで檻の中で動物を戦わせる
ピットファイトなるものがあったそうです。その中で
ヒグマとライオンの試合も組まれたそうです。
・イギリスでの結果ではヒグマの十七戦全勝
・アメリカでの記録ではヒグマの九戦全勝
それもほとんど一瞬で勝負が決まったそうです。
④ トラ、ヒョウ対ヒグマ
・サーカス団の事故で、ヒグマとトラが戦った結果、
ヒグマがトラを撲殺。
・シベリアで野生のトラとヒグマの戦いの目撃談に
よると飛びかかったトラをヒグマが無造作に叩くと
トラの首がちぎれたそうです。
・檻の中にヒョウ5頭と入れられたとき、20秒で全部
をたたき殺した。
⑤ 食害事件に関するヒグマの注意すべき生態
・狙った獲物を執拗に追い続け、捕まえるまで絶対に諦めない
・獲物を埋めたり木の葉や枯草で隠し後日食べにやって来る
・いったん手に入れた獲物に異常なまでの所有本能を見せる
・味をしめると満腹していても繰り返し襲う
・テリトリーを犯した者に怒りをし示し、報復する
・人間の味を覚えると、その後も人間を狙うようになる
・止め足など、高度な攻撃法を使いこなして、頭脳戦でも人間と
対等以上に戦う
なんともはや、ヒグマ恐るべしです><。
こちらのクマさん騒動もここのところ小休止。8月の
目撃数は昨年の2倍とも3倍とも・・。ヒグマの出没は
これからが本格的な季節に入り、雪が積もる頃まで
続きます。何事も無い様に願います。
なんとも取り留めのないブログになってしまいました。
読み飛ばしてくださいね^^。
何十年も前に、熊が村人たちを次から次へと襲う事件、前にテレビで見たことを思い出しました。人を襲ってしまったら駆除するしかなくなりますから、南区のクマにしても、住み分けって、難しいけど大事ですよね。
穴持たずさんが増えてしまったら、今後もマズイ事が起こる率も高くなるでしょうし、心配ですね。それにしても…クマやっぱり強い(・_・;夏に遭遇した事もやっぱり脅威でしたよ。気をつけなくては…(・_・;
そのとおりです。注意書きを守ってくださいね^^。北海道で生まれ育った
人間は、ヒグマに出会ったことが無くても、新聞やTV、或いは本などで
ヒグマの怖さは身に染みています。ずいぶん古い話になりますが、登山に
来た福岡大生が、テント越しにリュックのやり取りをして、結局全員クマに
殺されるという事件がありました。一度手に入れたリュックはクマの獲物
なのです。それを盗ろうとすることはクマにとっては絶対的な「敵」になる
のですね。
まあ、頭では分かっていても実際その場になるとどうしたら良いのか自信は
ありません^^。ひとえさんは二度もヒグマに遭遇して何事もなかった・・・。
でもこれは単に運が良かった・・・と考える方が正解ですね^^
ちなみに、ヒグマとツキノワグマが同じ地域に住んでいたら、ヒグマは
ツキノワグマの捕食者(ツキノワグマが食べられる)となるという説もあります。
私の見た熊は、写真から見て調査委員が発信機が付けられていないから新参者の若いヒグマだと言ってました。
楽しそうに横切っていきました。で民家と駐車場の路地に入っていったの。
飼い熊じゃないんだよね。
不思議な町。ウトロ・・・
ツキノワグマと比べるとデカいです。
灰色クマとか北極熊はもっと大きいそうです。
山に登ったときの注意書き
熊に遭遇してしまったら、持っている物を投げるとか。
その持ち物に興味をしめしているうちに立ち去る。
持ち物は絶対に取り返そうとしないことと書かれていました。
走って逃げない。・・逃げると追いかけるそうです。
ゆっくりと立ち去るとか・・
グリズリーと言う映画、見てないけど題名に記憶があります。
ヒグマの仲間には場合によって800kgにもなるのがいるとか。
グリズリーはそのクラスだったのかも・・・。
北海道開拓史は、ヒグマとの戦いも一面としてあるようです。
そりゃぁ、当然のことです。ヒグマの領域を人間がどんどん
踏み荒らしていった歴史ですから。
でも最近はちょっと様相が変わってきているのです。Lilyさんへの
リコメに書いたように、ヒグマが人間の領域に入ってきているという
感じが強いのです。一つには2年前の豊作の年にヒグマの数が増え、
人間をあまり恐れない「新世代ヒグマ」がうろちょろしているといった
ような・・・。
ハイイログマは、北アメリカに生息するクマ科の大型動物で、
ヒグマの一亜種、日本に生息するエゾヒグマとは近縁。
地球上最強の生き物でも、絶滅危惧種なんですね。
現実に、映画どころではない悲惨な被害が色々あったようで・・・・・・
お互いのテリトリーを侵さずに棲み分ける、昨今その暗黙の前提が
更に崩れ始めているという事でしょうか。
実は、クマ、ライオン、トラのどれが一番強いのか、というのは
気になっていたのですが、この小説によってわかりました。
考えてみれば、あの分厚い毛皮、ライオンやトラが少々噛みつい
たって、引っ掻いたってびくともしそうもないですね^^。そこうしている
うちに必殺の一撃。なんか納得しました。
生活圏、そうなんですね。以前はクマの生活圏に人間が・・・でしたが
バブルはじけてから逆になってきました。最近は、クマが人間の生活圏
に・・・の方が正解に近いのです。
そして、ヒグマって、そんなに戦い上手なんですね。
決して会いたくないものです。
昨日ニュースで、クマの生活圏が人間の生活圏の中に入って来たと
やっていました。 怖いですね。
恐ろしいですね。でも人喰い熊はめったにいるものでは
ないのです。人間の方もクマのテリトリーにやたらと足を
踏み入れないことが肝心ですね。
クマ・・・・
会いたくないです(+o+)
そうなんですよね。テディベアとかプーさんは可愛いけど、
現実はまったく異なるのです。本州にもツキノワグマがいる
けど、ヒグマのパワーはその比ではないようです。侮らず
注意することが肝心ですね。
自然界に放り出されたら、人間は一番弱い部類の動物の
一つに過ぎません。
熊というと、テディベア、くまのプーさんなど、
癒し系で登場することが多いのに・・・
人間とて、自然の中での共存という意味では、動物のひとつの種類でしかないのですものね。
悲劇が起こることのないよう祈るばかりです。