Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


いらない人間。 #20

✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。

第二十章 『山田 瑠奈』

モナ「・・・・・・・・・・・・」
キーワード山田瑠奈で検索したモナ。
次々と出てくる情報…そこに書いてた物は…。

山田 瑠奈

合気道を習っており、その場で才能が認められて
18歳で警察の幹部へと上り詰めた。
IQ200と頭の良さも警察の中でもずば抜けていた。
だが、そこから1年後、山田瑠奈が19歳になってから
山田瑠奈の姿は誰も見ていないという…。
どこへ行ったのだろうか…今もし、生きていたら『20歳』だ。
もし、見かけた人はここへ連絡をください。

警察本部番号:080-○○○-×××

モナはその記事を見て『…フッ』と笑った。
そしてスマホを手に取った…。
モナ「もしもし?あの記事みて電話したんですが…瑠奈さんの居場所知ってますよ。」
瑠奈の居場所など全て伝えたモナ。悪魔のような顔を浮かべた。

─────その頃の瑠奈。
警察に追われているとも知らずに黙々と優奈と会話していた。
瑠奈「あんたさ、モナの事で悩んでるんでしょ?」
優奈「うん…。今日もおかしかったわ…」
2人は空き地のドラム缶に座って話していた。
瑠奈「変なことしなきゃいーけどな。」
優奈「見張っといたほうがよかったかしら…」
瑠奈「ハハハ。かもねぇー・・・・」
瑠奈が笑った瞬間、パトカーの音が聞こえた。
瑠奈「・・・・この音・・・・。・・・・!」
瑠奈は急いで逃げようとしたが遅かった。
瑠奈の後ろには、すでに警察が固まっていた。
優奈「へ!?何!?何なの!!!」
瑠奈「・・・チッ。なんだよ。逃げないっつーの。」
と瑠奈を抑えてる警察に言った。
瑠奈の前にゆっくりと近づく警察…。
??「あいかわらずだなぁ…山田…」
瑠奈「それはどーも。よく居場所がわかったわね。」
??「君の居場所を教えてくれた少女が居てねぇー…」
瑠奈「少女…?・・・・・!あいつ・・・」
瑠奈は一発でモナとわかった。
優奈「待ってよ…。瑠奈は何もしてないでしょ!?離してよ!」
瑠奈「・・・・・・・・・・・」
瑠奈は悔しい顔を浮かべた。
??「まあ、一言で言えば『才能』が起こした悲劇なのだよ」
男は注射器を手に持っていた。
それを気付いた瑠奈は力いっぱい男を蹴った。
そして逃げていった…。優奈ももちろん、一緒に。

──────逃げて30分。
優奈「何で…?何であんた事なるの?才能って何…?」
瑠奈「わかったわ…。全部話す。話せばいいんでしょ……?」
優奈「・・・・・・・うん」
瑠奈と優奈はとりあえず近くのベンチに腰を下ろした。
瑠奈「私は合気道の稽古場で才能があると誇られ続けた…。でもそれが悲劇の
    始まりだった…。稽古場で才能があるといわれた私は15歳で警察本部へ
    と行かされて、その才能が警察の人たちにも認められて18歳で幹部に
    登りつめた。そしてIQを計った結果私のIQは200だった…。その才能や
    IQは人間でおかしいと言われて私は実験台にされた…。
    あいつが持ってた注射器の中にはきっと睡眠薬が入ってたんだろうね。」
優奈「そんな…おかしいじゃん…。機械じゃないんでしょ?」
瑠奈「あたりまえでしょ?」
瑠奈は悲しい顔を浮かべていた…。
優奈「でも少女って誰がバラしたんだろう…」
瑠奈「あんたは知らないほうがいいんじゃない?」
といって服をはらって、瑠奈はその場から去っていった。

※実話ではありません。




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