永いお別れ
- カテゴリ:自作小説
- 2009/07/08 17:41:37
ある幼稚園でのお話(フィクションです)
おもちゃ箱の片隅に、今では誰も遊ばない、古いブリキのロボットがありました。
女の子はそのロボットを見つけ、いつも好きな時に遊んでいました。
他には誰も、遊ばない
女の子だけのロボットでした。
ある日男の子が「なんだこれ!かっこいいじゃん」といって
ロボットを見つけ遊び始めました。すると
僕も!私も!ロボットはみんなの人気者!女の子はロボットで遊べなくなってしまいました。
あるお昼寝の日、女の子はロボットを持って、幼稚園の裏へ回ります
そして焼却炉の中にロボットを投げ入れてしまいました。
「これで、もう誰もあのロボットで遊べない」
そうおもうとなんだかホッとしました。
けれど女の子は気づいていないのです
自分も、もうあのロボットで遊ぶことが二度と出来ないことを・・・。
自分だけの物がみんなの物になってしまう。もう自分の手元には戻ってこないかも・・・
だったらなくしてしまおうか。。。
この女の子と同じような考えを持っているかもって思ってしまいました。
なくしてしまった後から気が付いて、後悔したりして。。。
もう少し広い視野でみていかないといけませんね。
でも 誰にでも 独占欲はあるものです。
だからみんな苦しむんじゃないかな・・・。
相手の事より 自分の事を 優先させてしまった為の 悲しい結末です;;
順調に読んでますね。今日一気に読むつもりでしょうか?
破滅に向かう愛を、愛とよんでいいものか悩みます。
よく愛憎は、表裏一体なんていいますが
正直、歪んだエゴにしか思えないです。
どんな歌だろう?少し気になります。
そこまで、待てるモノでしょうか?
例えば、その子供たちがロボットを壊してしまったとして、
壊れたロボットでも待てますか??
いっそ壊れるくらいなら自分の手で・・・。
という思いもあったのかもしれませんね。
脅かすつもりはなかったのだけど、ビックリさせてごめんな。
別に、子供の世界だけの話ではないと思う。
ましてや、ロボットがモノであるとも限らない・・・。
映画で使われていましたか?あまり映画は見ないので知らないんですが。
幼さゆえの残虐性なのか? しかし大人になってこういったエゴは多々あると思います。
この物語には、実は裏の意味があるのですが、それは語ることはナイと思います。
なんとなく感じ取ってくださいw
最初は自分一人のものだったのがみんなに愛されていく・・
嬉しい半面寂しさでいっぱい。
その時、どう判断するのか、どう行動するのか、
すくなくても私は燃やしたりしませんね。
他の子が別のおもちゃに向かうまで待っていると思います。
・・・それも、少しストーカーチックで怖いかもしれませんが^^;
「女の子はロボットを焼却炉の中に投げ入れてしまいました。」
って「スコップで土を掘って、穴に中に埋めてしまいました・・・」かと思った・・・。
燃やしてしまったら、もう本当に会えないよ・・・
かなしい。
確かこんなようなタイトルの映画があった気がして…。
でもこの女の子の気持ちは判らないではないですね。
自分だけのものだったのに、いつの間にか自分のものではなくなっていく。
気づいた時、この女の子は何を知るのでしょうか。