いらない人間。 #18
- カテゴリ:自作小説
- 2012/09/16 20:41:43
✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第十八章 『真実』
瑠奈「誰…?」
ママ「逃げなさい…早く…」
ママはボロボロになっていた。
すると後ろから大きい影が現れた。
優奈「・・・・・!嘘でしょ・・・」
優奈はボロボロになったママを見て改めて思った。
『これが私の母親なの・・・・?』と…。
瑠奈「逃げて、優奈!」
瑠奈は優奈に逃げろと窓の方向に指をさした。
でも優奈はその場から動けなかった。母の姿を見たから・・・。
瑠奈「何してんの!早く逃げて!!!」
優奈「・・・やだ」
瑠奈「・・・はぁ!?」
優奈はおお泣きして言った。
優奈「やだぁああああああぁ!!!」
そして泣き崩れて座り込んでしまった…。
瑠奈「・・・チッ。あんたの存在バレたらやばいんだよ…」
瑠奈はお姫様抱っこをして窓から投げた。
優奈は意識をなくしていたため、対抗はできなかった。
優奈は窓から落ちていってしまった…。
瑠奈「・・・・頼むわよ。」
窓のほうを向いてつぶやいた瑠奈。
そして自分の母親を窓から出して、瑠奈は父の元へ向かった。
父「瑠奈・・・。お前に何ができるんだ?あの女はまた不倫したんだぞ?」
瑠奈「しったこっちゃないわ。私はあの女が何しようと関係ないわ。」
父と見つめあい、お互い警戒している。
父「そうか…。だが、あいつがそういうことをするとお前に影響がでるんだよ・・・!」
父が蹴ろうとすると瑠奈は足で防いだ。
瑠奈「本当に何も知らないのね、あんた。」
フッ・・・。と笑う瑠奈。
父「・・・何がだ?」
瑠奈「私が『合気道』習ってたって事…」
といって一発殴って気絶させた瑠奈。
そして振り返って父のほうを向いてつぶやいた。
瑠奈「一生寝てれば?」
そういって部屋から出て行った…。
瑠奈は走って窓の下の場所へ向かった…。
瑠奈「大丈夫?優奈…」
瑠奈は一番したにはネットが貼ってると分かっていた。
優奈「・・・ん。瑠奈!無事・・・なの・・・?」
瑠奈「当たり前じゃん。それよりココから逃げないと。」
と瑠奈はバイクを持ってきて優奈を後ろに乗せた。
優奈「待って…あの人はどうするの?」
瑠奈「ほっときなよ。あんな奴…。」
と言ってバイクを走らせた・・・・・・・・。
瑠奈が向かったのは優奈の家。優奈に居場所は聞いた。
母「あら、お帰りー…。瑠奈…ちゃん…?」
瑠奈「へぇー、覚えてたんだ。安心、安心どーせ2階に2人いるんでしょ?」
と瑠奈はブーツを脱いで、2階へあがっていった。
母「・・・優奈・・・あんた・・・!」
優奈は母の反応など無視して2階へあがった。
瑠奈「加奈ー?」
加奈「・・・お姉ちゃん!?何でココに!?」
瑠奈「いやいや、優奈に居場所聞いたんだよ。あんたがモナ?」
横には脱力したモナの姿。
優奈「・・・モナ。」
モナの姿を見て全てわかった優奈。
加奈「モナちゃんに…全部話したから…」
瑠奈「・・・そう。」
瑠奈は加奈に伝えようとしていた。
瑠奈「ねえ加奈?あなたと私は血が繋がってないの…。むしろこの家と繋がってる。」
瑠奈は加奈の顔に近づいてかがんで話した。
瑠奈「あんたはこの家で住みな?元の場所に帰るんだ。いいね?」
加奈「でも…。私を捨てたんでしょ!?そんな家に・・・!」
瑠奈「モナちゃんもいるじゃん。私と優奈は2人であの家をどうにかする。この問題も」
優奈「・・・・・・うん。」
優奈はモナのほうをそっと見た。
モナ「お姉ちゃんと波長が合わなかったのって姉妹じゃなかったからなのね…」
優奈「・・・!モナ・・・!」
モナは何かを失ったような顔をして涙を流した。
そう…静かに…静かに流した…。
瑠奈「モナちゃんには…もっと深く話したほうがいいらしいね。」
優奈「・・・・え?」
瑠奈「モナちゃん…あなたはね、子ども交換されなかった子なのよ?」
優奈「その話はいいじゃない!」
優奈は必死に止めたが、瑠奈は黙々とあの話を話し続けた。
モナ「信じたくない…。信じたくない…。」
そんな部屋に静かな音がながれた。
PLLLL....
モナ「はい・・・?」
??「シネ。」
───────プッ。
一瞬の出来事だった…。
モナ「・・・・・・・わかった。」
モナはカッターナイフと取り出した。
瑠奈「・・・ちょ!!!!」
※実話ではありません。
子供交換されなかったのが何がいいの!?って
モナ、思ったでしょうね。
うそ...そんな。
複雑ですね(´・ω・)
モナちゃんは、本当に死んでしまうのでしょうか...
続き楽しみ…!!!