いらない人間。 #9
- カテゴリ:自作小説
- 2012/09/12 15:11:29
✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第九章 『危ない事』
真菜「なんなのよ…。あの子たち~…」
と怒る真菜。
モナ「しょうがないんじゃない…。人間はたくさんいるだよ??」
真菜「そうだねー…。しょうがないかっ…ん??」
その一日は何もなく過ぎ去っていった…。
モナは家に帰って到着した。
モナ「ただいまぁ~…」
父「おうおうおう!モナお帰り!」
モナはビックリした。
モナ「……パッ……パパッ!?」
優奈「ただいまー…。って…パパッ…!?」
モナと同時に帰ってきた優奈は驚いた。
モナ「パパ…。会いたかったぁ~~~!!!!!!!!!」
と泣き崩れたモナ。そんなモナの頭をなぜて笑うパパ。
父「モナ~…パパも会いたかったぞ!」
母「パパったら急に帰ってくるんだもん、何も用意してないわよ??」
と食器を片付けながら愚痴をこぼす母。
優奈「ママ…。パパだって忙しいのよ??」
母「まあ、そうね~。優奈が言うならしょうがないわねっ♪」
父「ったく、優奈への愛情も健在だな~…」
とあきれれる顔をするパパ
モナ「そうだよ…。ママはお姉ちゃんのほうが好きなんだもん。」
というと父は笑った。
父「はははははは!!!!そうだなぁ!!でもお父さんはお前達を平等に愛してるぞ」
モナ「へ…?」
父「お前や優奈が生まれた時からずっと平等に愛してた。まあ家にいなかったけどな」
モナはその言葉で少し感動して涙がこぼれた…。
父「…モナ…。お前母さんになんか言われたのか…??」
モナ「ううん…。嬉しくて…。」
モナはパパがいない間、親の愛情なんて感じてなかった。
でも『愛してる』と聞いたときに…ようやく愛情を感じれたのだった。
優奈「パパ~!料理の準備できたよー!」
父「は~い!行こう、モナ」
モナ「…うん!」
と走っていった。そして食事をはじめた。
母「優奈、撮影はどうだったの??あ、明日はショーだねえ…どうなの??」
お母さんは食事中ずっと優奈の話しかしない。
優奈「ねえ、今日くらいゆっくりさせてくれない??パパ帰ってきたんだし…」
といって茶色いコートを羽織ってカバンを持って出かけた。
母「優奈…!」
母は泣き崩れて部屋に走っていってしまった。
父「優奈も疲れてるんだなー…。なあ、モナ??」
モナ「そうだね。」
食卓に嫌な空気が流れていく…。
父「…なあ、モナ…」
モナ「ごちそうさま。私勉強してくる。」
と父を避けるかのように部屋へ戻っていった・・・。
お母さん、お父さんの事が少し嫌になったモナ…。
今は少し、優奈に同情してしまったモナでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
優奈「待った…??ごめんね、急にパパが帰ってきて…」
??「ううん、待ってねーよ。じゃあいく??」
優奈「え…??えーと…うん…」
??「じゃあ、飛ばすかー…!!!!」
ブォオォオオォオーーーーーーン!!!
※実話ではありません。