Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


いらない人間。 #7

✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。

第七章 『いらない人間の第一歩』

真菜「モナ…。悠君との事…応援するって言ったよね…??」
悠との関係がバレたモナ。
モナ「違うの!!!これには深いわけが!!!」
真菜「わけなんてどーでもいい!!!!!」
と近くにある雑誌立てを蹴った。
モナ「真菜…。」
初めてこんな真菜を見たモナはビックリした。
真菜「悠君との事応援ふりして…付き合ってたのが許せない…。」
とまるで遠い過去を見つめるような寂しい顔をした。
奈菜「お姉ちゃ…」
真菜「触んないで…!!!!!!」
真菜は奈菜の手を大きく振り払った。
モナ「真菜、本当に違うの!!!聞いて…!!!!!!!」
仁「そういえば悠言ってたぞ。『好きな女ができた』って」
その一言で部屋が凍りついた。
真菜「な…なんですって…??って事は悠君が告白したの…??」
モナ「まあ…単純に言えばそうなんだけど…でも、違うの…!!!!」
再び否定しようとするモナを真菜はビンタした。
真菜「信じられない…サイッテー!!!!」
と涙をこぼして出て行ってしまった真菜。
モナ「…違う…。なんであんな事言ったんですか!?」
仁に聞き迫った。すると仁は恐ろしい笑顔をしていった。
仁「真菜ちゃんが欲しいから。」
モナ「─────────!?」
モナにしか聞こえない声だったため、皆には聞こえない。
モナ「じゃあ…今おばさんと付き合ってる理由って…」
仁「真菜ちゃんに近づくため以外になにがあるわけ…??」
モナは全身凍りつくような電気のような物が走った。
モナ「最低…あんた最低よ…」
モナは涙を拭いて出て行ってしまった。
母「仁~…。ごめんね??せっかくの機会に…」
仁「いいんだよ。それより…楽しみなこと見つけたからさ…♪」
仁は恐ろしい笑顔を作りそのまま家で真菜を待った。

真菜「うっ…うっ…」
真菜は信じてた親友に裏切られたのいうショックが抑えられなかった。
モナ「真菜…!!!!」
モナは誤解をはらそうと必死に真菜を探し、見つけた。
真菜「モナ…。言ったじゃん。応援するって…嘘だったの…??」
泣き崩れた顔で言う真菜の顔を見てモナは全力で首を左右に振った。
モナ「違う…。違うよ真菜!!!!!話を聞いてよ…!!!!!」
真菜「言い訳なんか…!!!!…聞きたくない。もう関わんないで…」
とフラフラした状態でベンチに腰をかけてスマホを持った。
モナ「真菜…話を聞いてよ…お願いだから…」
真菜「あなたなんか…大嫌い。あなたとの思いでも…すべて消し去りたい」
真菜はデータフォルダの中にあるモナとの写真を消していった。
モナ「真菜やめてよ!!本当に誤解だって…」
真菜「言い訳はやめてっていってるじゃない!!!もうあんたなんか友達じゃない。」
といってその場を去っていってしまった…。
モナ「違う…。違うんだって…真菜…」
モナは自分があの時『いいよ』と答え出したことを悔やむしかなかった。
優奈「モナ!!!こんなとこで何してるの…??」
モナ「お姉ちゃん…??なんでここにいるの…??」
優奈「真菜ちゃんが教えてくれたのよ。ここにいるって…」
その時、モナの体は凍りついた。
そして後ろを振り向くと真菜が悪魔のような顔で笑っていた。
モナ「……真菜」
この日から…真菜の復讐が始まります…。

※実話ではありません。




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