Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


いらない人間。 #4

✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。

第四章 『オレの女にならない??』

悠「オレの彼女にならない…??」
突然の告白(?)をされて戸惑ったモナ。
モナ「なっ…悠君はお姉ちゃんが好きなんでしょ!?」
モナはそもそもおかしいと感じた。
だってさっきまで誤解を解こうと必死だったのに…。
悠「優奈さんは無理だろー。でも君ならいける気がするよ」
を意味深な笑顔を見せた悠。
モナ「…!?それどういう意味…!?」
モナは家族以外の人にまで比べられ、腹が立った。
悠「君もそこそこかわいいし、いいじゃん、付き合おう??ね??」
そういいよる悠に負けてしまったモナは答えを出した。
モナ「…いい…よ…」
モナはうつむいてその言葉しかいえなかった。
悠「じゃあ、明日から登下校一緒ね!!!じゃあ下行くわー」
と下へおりていってしまった悠。
そんな悠の後姿を見てただただ唇をかみ締めて
『いいよ』と出した答えに悔やむしかなかった。モナはしゃがみこんで
泣きじゃくった。いっぱい泣いて後悔した。頭には『真菜』の事でいっぱいになった。

一方、1階のパーティー会場では…。
優奈「あれ…??モナ遅いねぇ…。」
母「優奈は優しいのねぇ~、でもあの子勉強があるし、来ないわよっ」
まるでモナを捨てるかのような言い方でした。
優奈「お母さん、その言い方はないでしょ??しかも私今日大事な話があるの」
優奈が切り出した話はお母さんの耳を大きく反応させた。
母「話…!?もしかして彼氏!?男なの!?」
お母さんは優奈の事になると不安でしかたありません。
優奈「お母さん…落ち着いて??私は男も、彼氏も、いないからさ…」
優奈は悲しそうにつぶやく。そしてお母さんがいらないことを口にした。
母「そういえば、あなた…ニュース出てたわね。熱愛報道で…だけど。」
その一言はその大きな部屋を一瞬で固まらせた。
優奈「お母さん…それ今いう事…??」
悠「そうですよ、今言うことでは…」
母「あの子とはどうなったの??モデルの…『健君』は。」
お母さんは優奈の事になるとむきになってきく。
優奈「お母さんいい加減にしてよ!!健とはなんもないの!!」
と席を立って家から出て行ってしまった。
そして2階のモナも泣き止んでやっと下へ降りていった。
そして…偶然とは思えないほどの偶然で、外へ出て行った。
『コレを聞くことは運命だったのだろうか…優奈の電話の会話が聞こえた』

優奈「…もしもし??」
優奈の声は少し沈んでいた。
マネージャー『あ、優奈さん??あの件はどうなりました??』
優奈「…あの件は無理です。私だってプライベートがあるんです!!!!!」
マネージャー『それは困ります。あの子と別れないとあのショーには…』
優奈「わかってます!!!…でも、好きなんです…あの人が…」
マネージャー『…好きだけではいけない道もあります。』
優奈「でも…『健』の事が好きなんです…。許してください…」
マネージャー『じゃあショーはどうすんです!?』
優奈「時間をください。マネージャー…。でわ…」
優奈は電話を切った。モナはすべて聞いてしまった。
モナ「…健…??あの噂の健君の事…??」
そしてモナはあの言葉の意味がわかった。
『優奈さんは無理だから』…それはこういう意味を表していた。

※実話ではありません。




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