Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


いらない人間。 #3

✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。

第3章 『男と女』

モナ「ハァ…ハァ…」
モナは階段を走ったため、息が切れていた。
モナの目にはスマホがうつった。モナはそっと手を差し伸べた。
そして『真菜』という名前に電話をかけた…。

PLLL.....

真菜『…ん??もしもし…』
半分寝ているような声で電話を出た真菜。
モナ「え、もう寝てた…!?え、でも今4時だけど…」
時計には夕方の4時とうつっている。
真菜『ん~…なんか眠くて~…昼寝してたㆀ』
真菜は少し起きたような声を出した。
モナ「そうなんだ、電話してごめんね…ㆀ」
真菜『ううん。いいんだけど…なんか用??』
真菜が問いかけた。問いかけた瞬間モナは思い出した。
モナ「ううん、何もない!!!気分で電話したの!!もう切るね、バイバイ」
…プッ。と切った。モナの相談事とは『悠と優奈の事』だった。
でも真菜は悠の事が好きだと思い出したモナは相談をしようとした。
すると小さく『…コンコン』と音が聞こえた。
モナ「…はい??」
悠「入ってもいいかな…??」
それはあの時『ドキッ』とした人の声だった。
モナ「あ…はい…」
静かな部屋に『…ガチャ』と音がした。
悠「ごめん、優奈さんに誘われて…」
モナ「あ、いえいえ!!私のほうこそお姉ちゃんが迷惑をっ…」
モナは男の人としゃべるのになれてなかった。
あせるモナの肩に手を『ポン』と置いて
悠「大丈夫!!っていうか敬語やめて??同期だし(笑)」
とあの笑顔で笑った。
モナ「あ…うん。えっと、名前は…」
悠は『…フッ』と笑って言った。
悠「森坂悠。森坂悠っていうんだ。悠って呼んで??」
モナはドキッとした。でも…悠は優奈が好きと知っていた。
モナ「私は山口モナ。知ってるだろうけど優奈の妹。よろしくね^^」
モナは悠に手を差し伸べて握手をした。2人の絆は深まった…。
…いや、『深まってしまったのだ。』
優奈「あっれー??2人とも手繋いでなにしてんのー??」
優奈の笑顔はまた悠の目を輝かせた。
悠「優奈さん…!?あ、コレは違いますよ!!握手です!!なっ??」
あせって誤解をとこうとする悠の姿はモナからすれば痛々しかった。
モナ「う…うん」
モナはしぶしぶうなずいた。
優奈「ふぅーん。悠君、下でパーティーの用意できたから行こう!!モナもっ」
とキレイな薄い金色の髪の毛をサラリとなびかせ、出て行った。
悠「…ふぅ」
悠は少し残念そうな顔をした。
モナ「誤解とけたハズだから落ち込まないで??」
ついついそう声をかけてしまったモナ。そんなモナを見ていった。
悠「知ってたの??」
モナ「あ…ごめん…。知ってた…」
モナは下を向いた。すると悠はいきなりモナの栗色の髪を触って言った。
悠「ねえ…、オレの彼女にならない…??」
モナ「…へっ??」

※実話ではありません。




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