いらない人間 #2
- カテゴリ:自作小説
- 2012/09/09 17:16:50
✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第2章 『始まり~姉と妹~』
モナ「ただいまー…」
モナは少しブルーな顔をして帰った。
母「あら、おかえりなさい。早く2階にあがって??」
とモナを消すように、せかした。
モナ「何なのよ…」
部屋に入ったモナはそっとつぶやいた。
そして机に座って素直に勉強を始めた…。
モナ「えーと、これはこうなって…」
勉強する事2時間。やっと1本の電話がかかった。
PLLL.....
モナ「…??」
知らない番号…モナはそっと出た。
モナ「も…もしもし…??」
優奈『何その警戒した出かた~、お姉ちゃんだよー!』
お姉ちゃんの番号は登録していなかった。
モナはなにか携帯に姉の物を入れるのを拒んだ。
モナ「な…なんなの…??」
モナは少しうっとうしそうに聞いた。
優奈『そうそう、あんたうかったんだって??おめでと~!!』
その褒め言葉もバカにされてるようで嫌だった。
モナ「はいはい、どーも」
優奈『モナのためにプレゼントもあるから期待しててねっ★』
モナ「はいはーい。切るね~」
モナは電話を切った。モナはプレゼントを期待してなかった。
『どうせロクでないものでしょ』と思っていた。でも…違った…。
1階からドアを開けた音が聞こえた。
母「あら、その子は誰??優奈!!はっきり言いなさい!!』
お母さんが優奈に怒るなんてめずらしい。
そう思ってモナは1階に下りていった。そこにいたのは…
悠「森坂悠です。優奈さんにはお世話になってます」
モナは目が飛び出すほどビックリした。
『お姉ちゃんがなんであの人を…??』そういう疑問が頭にいっぱいだった。
すると優奈の目にはモナの姿がうつった。
優奈「モナ!!!紹介するね、この子森坂悠君なんだけど…」
悠「え!?あの、優奈さんが紹介したい子って…この子ですか!?」
悠もどこかあせってる様子だった。
優奈「なによ…嫌なの??うちの妹にケチつける気??」
優奈は鋭く睨んだ。でも悠はまだあせる。
悠「そうじゃなくて…偶然にもほどがあるっていうか…」
優奈「偶然…??あんたたちもしかして会ったことあるの…??」
モナ「おっ…お姉ちゃん!!!!!!!」
お姉ちゃんの質問に思わず反応してしまったモナを見る悠。
そのモナを見る視線がモナにはすごく心が揺らいでしまった…。
優奈「はっはーん★あんた達スキスキ同士なんでしょ??だったら2人で来る??」
モナ「お姉ちゃん!!!!!!!!!!」悠「優奈さん!!!!!!!!!!」
ハモってしまった2人。
優奈はそんな2人を見て笑った。
優奈「はははは!!!!付き合えば??本当に~(笑)」
といって笑う優奈を見つめる悠の目はまさに『悲しい目』だった。
そんな悠の目に気付いたモナは言った。
モナ「お・・・お姉ちゃん!!!!いい加減にしなよ!!!!」
といって2階へあがっていったモナ。
優奈「何あの子…なんかあったのかな…??」
悠「あの子…もしかして…??」
悠にはわかった。その行動が何を意味してたのかを・・・。
※実話ではありません。
まだまだ続きがありそうですね。