人工知能は人を唸らせることが出来るのか?
- カテゴリ:日記
- 2012/09/08 19:35:33
人工知能の進歩は日進月歩。
チェスで世界王者を破ったりと、定石を極めるのは得意だが
クリエイティブな分野に人工知能が出て来たという話はあまり聞かない。
そんな中、はこだて未来大学が驚きの発表をした。
人工知能の作家を生み出そうというのである。
目指す作家は星新一。
5年以内に、星新一作品と同等かそれ以上のクオリティーの
ショートショートの自動生成を目指のだという。
やりかたとしては
(1)星さんのショートショート作品すべて(約1000作品)の特徴
(使われている単語や文章の長さ、1文の単語の数、作品全体の長さ、物語の構造、
各作品の共通する特徴など)をコンピュータで解析する。
(2)さまざまなショートショート制作法をコンピュータで試して見込みがありそうな方法を探し出す。
(3)その方法を洗練させてアルゴリズムとしてまとめ、創作方法して完成させる
とのこと
いかにもコンピューターらしいといえばらしい
簡単に言えば膨大な数のトライアンドエラーによる最適化ってことだよなぁ
既存の作家よりも有利な点は、
人間の常識とされる部分をはずして考えられる。
星新一以外のデータを入れてない。
この二点だとおもう。
特に2番目、これは興味深いと思う。
かの機動戦士ガンダムで有名な富野 由悠季氏がいった言葉に
「アニメ業界に入りたいならアニメを見るな」というものがある。
あと昔、誰に言われたかは忘れてしまいましたが
「今の二番煎じ、三番煎じ、いやもう一桁じゃ足りないぐらいの薄まったものは読まなくていい
それらが元にしてるであろう大元の原典を読め」
この2つの言葉には、共通した意識があると思うのです。
アニメ好き、漫画好き、ラノベ好き
こうした人が、いざ作り手に回った時。
どうしても好きだったものの影響を受ける。
それは劣化コピー、もしくは同人誌になってしまうのです。
特に最近はそうした傾向が強い気がします。
一部の人だけがわかる楽屋オチみたいな話をありがたがる風潮は、業界の縮小を呼ぶような気がします。
とはいえ「アニメ業界に入りたいならアニメを見るな」とは言われても
それは土台無理な話で
「アニメ見ない奴がアニメ業界に入るわけがない」のです。
当たり前ですがアニメ嫌いな奴が業界に入ってくるわけがない。
となればどうすればいいのか? この矛盾は割と難しい問題なのかもしれません。
さて、大幅に話がそれましたが今回の人工知能の話
面白いと思ったのはその辺りなのです。
つまり星新一以外の話を一切読んだことがない人が
星新一っぽいけれど星新一では書けない話を書けるのか?
二番三番煎じの劣化コピーが出来るのか?
万人が唸る、名作ができるのか?
すごーく興味があると思いませんか?
結果が気になりますね~!!
先の長い話だけどw
どんなお話ができるんでしょう?
どんなものでも素人の月並みなものより
面白いかもしれません。
「アニメを見るな」は
「アニメだけを見るな」ってことではないのかなあ。
アニメおたくになってしまって、
他の世界のことを全く知らないと
新鮮な面白いものなんかできるわけがないです。
あるいは最初は珍しがられて当たっても
続けられないと思います。
アニメを作り続けるためには
アニメ以外のところから栄養を補給しないと・・。
父が好きだった影響もありますね^^
とっても興味があります^^
読み比べてみたいなぁ~w
半年に一度訪問する度 言葉が増えてる
単語だけだったのが 会話になってきてる
凄いなぁ~と思うし 認知症の高齢者の良き話し相手にはなってるのだけど。。。
んじゃ 今 自分がそれと話したいかというと そうでもない
感情があるような発音でも やっぱ感情はないしねぇ
小説も感情を持った人間が書くから面白い そう思うのは私だけだろうかねぇ?
興味深いお話でしたので、コメントを。難しいことは言えませんですが。
東野圭吾の短編に、「ショヒョックス」という機械が出てきまして、自分の書評をたくさん読ませることにより、あたかも自分が書いたような書評を書いてくれる…という話がありましたが…
うーん、人間の思考と機械のプログラム、何か違う気がします。
結果がすごく楽しみな話題ですね~。星新一かあ~^^
全く興味なくて見てない人なら今までにない面白いものが作れるかもしれませんけど「興味ない」のに面白いものが作れるのかという?
個人的には自動形成で興味深いものが作れそうな気はしますが、それが面白いのかどうかは…どうなんだろうって気がします。なんとなくですが。