Nicotto Town



8月に読んだ本

2012年8月に読んだ本の数は15冊でした。

■JUKE BOX 著者:山田正紀
深夜の老人ホームで火事が発生し、老人4人が死亡、1人が行方不明となった。
そんな彼らは、50~60年代のアメリカの雰囲気が漂う世界で若者となって得体の知れない敵と戦っていた。
ランガー(生命言語)という発想は面白いのだが・・・

■深遠から 精神科医物語第一巻 著者:蓮澤一朗
精神科医のカルテ集その1。

■深遠へ 精神科医物語第二巻 著者:蓮澤一朗
精神科医のカルテ集その2。

■マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気 (ハヤカワ文庫JA) 著者:冲方 丁
■マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA) 著者:冲方 丁
■マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA) 著者:冲方 丁
マルドゥック市で生きる未成年娼婦の物語。
カジノでのかけひきのシーンは、特に面白い。

■ルーシー・デズモンド 著者:松尾 清貴
“オマエガ死ノウガ、誰ガ死ノウガ、本質ハ何モカワラナイ”という連続臓器摘出殺人の裏には・・・
スリリングな出だしと変わったその後のストリー展開にギャップを感じたが、内容は面白いと思う。

■デジタル・ナルシス―情報科学パイオニアたちの欲望 著者:西垣 通
情報機械は第3の性か?情報科学・コンピュータを創りあげた人々のエピソード。
デジタルの歴史は、ナルシシズムの切り口もあるんだ。

■エリ・エリ 著者:平谷 美樹
カトリックの日本人神父の密命は、達成できるか・・・
「神はいるか?」というテーマに対するスタートはよいのだが、結末が残念。

■レスレクティオ 著者:平谷 美樹
エリ・エリでは謎であったことが、この本で解き明かされている。
こちらのほうが完成度が高いと思う。

■完本 黒衣伝説 著者:朝松 健
MIBの解説。
トンデモ本大賞は受賞していない^^;

■ネクロポリス 上 (朝日文庫) 著者:恩田 陸
■ネクロポリス 下 (朝日文庫) 著者:恩田 陸
文化、宗教、時間、人、異なるものの融合。
う~ん、この結末は・・・

■昭南島に蘭ありや 著者:佐々木 譲
太平洋戦争中のシンガポールでの日本国籍を持つ台湾出身の中国人の物語。
蘭にたとえられる現地の日本人女性よりも、主人公を助ける中国人娼婦のほうが印象に残る。

■盤上の夜 (創元日本SF叢書) 著者:宮内 悠介
SFというよりは人間の魂のミステリアスな物語。
いろんな体験を持つ作者ならではの内容だが、ゲームの知識がないと作者の意図をとらえにくいかも。




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