初めに断っておいてくれまいか
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/09/05 06:08:43
野性時代読切文庫⑪ (野性時代vol.100 付録) 読了。
「トンニャット・ホテルの客」 松本清張
1968年、二人の日本人がハノイへの渡航を試みる。
プノンペンで不自然な外国人のカップルと合流するが、、、
終わりの頁が近付いてきても、話が全く纏まらない、、
と思っていたら未完の作品だった。
「夜叉神の翁 ― 金春一族の陰謀」 隆慶一郎
七代目金春太夫 秦七郎氏勝は、
遥かな祖先の記憶を取り戻すとともに『舞』のみならず
『武』の才をも開花させていく、、
おお活劇w、、、でも未完><
ここに至って、そう云う括りの文庫なのかとやっと気付く。
何処にもそんなこと書いていないのに、、
ふと、本誌(捨てる寸前の3月号)を開いてみたら
目次に 「物故作家未完原稿」 て書いてはあったけれど
不親切だと思う。
あともう一篇
「異邦の声」 藤原伊織
こちらは最近の方。作品に馴染みは無いのに
名前は記憶に残っているのが不思議。
また暑さが戻ってきたけれど
過ごし易くなった気もする。
付録の外側はフォーマットが決まってるのかも知れないけれど、
目次のタイトルに(未完)を足すくらいは出来そうなもんだよw
>カトリーヌさま 「屍者の帝国」は円城 塔さんが書き継いで下さいましたね^^
て、この方の作品は未読なので、今度何か読んでみようっと。
というか、1冊の文庫に2作品?
なら、文庫のタイトルを 「物故作家未完原稿」にしてほしいわ