Nicotto Town


小説日記。


メモ・心の中編



 それが運命だったなら、俺は何の為に戦ってきたんだろう。
 変えることの出来ない運命なのに、俺はまた君のために剣を振れるだろうか。

 それとも壊してやろうか、君が死んでしまう世界なんて。

 【禁断のグリモワール】


「 行こう。 」

 君はまるで遊びに行くみたいに楽しげに僕の手を取った。
 冷たい君の手はかすかに震えていた。

 怖いのは一緒なはずなのに、こんな時にまで笑っていられる君が羨ましかった。

 君と一緒なら、死ぬのも悪く無い

 【未定】

 
 
 信じるとか信じないで友達は決まらないと思う。
 別に信頼なんて動でも良い、楽しければ十分じゃないか。

 …俺は、君が好きなんだろうか。

 【Vertical linE】


 こんなはずじゃなかった
 こんなの、
 こんな

 私はまだ、あの子に、言いたいことがあ――

 伸ばされた手は私の伸ばした手の指先を掠っただけだった。

 私の身体はあっという間に奈落の底に吸い込まれていった。

 【Vertical linE】



 嫌いだというはの簡単なのに、好きだというのはどうして難しいんだろう。

 【Vertical linE】


 どうしてこんなことになっちゃったんだろうって、思うのは簡単でした。
 …私は信じたくなくて、夢だって思うことにしたんです。
 夢が覚めなければ、私は現実を見ずに済む。

 でも、現実は夢の中にまで容赦なく爪を立てます。
 私を逃がしては、許してはくれないのです。

 君は私を責め立てて泣いていました。
 あの時の私のように。
 私には、あの子を責める資格なんてなかったのです。


 私が伸ばした手があの子の指先を掠った時、
 あの子は何か、私に言いました。
 絶望と哀しみ、苦しみと"安堵"が交じり合った不思議な笑顔で私を見つめたのです。
 聞き取る事の出来なかった、その言葉は、

 私に対する無限通りの呪詛の言葉だったのかもしれません。


 嗚呼、私が死ねば、良かったのに。

 【Vertical linE】


 あの時僕も一緒に行ったら、何か変わったのかな。
 君は泣かないで済んだのかな。

 …僕が優柔不断だから。


 君は僕を責めはしなかった。
 代わりに、必要以上にあの子を責めていた。
 きっと怒りとも悲しみとも知れない感情をぶつける相手が欲しかっただけだ。

 ……そんなときに頼ってくれれば良いのに。

 僕はまた何もしないで後悔する。


 結局あのエネミーの爪が僕を引き裂くまで、僕はそんなことを考えていた。
 動けなかったんだ。
 …動けるわけ無い。


 …………あんな怪物に、勝てるわけ無いじゃないか

 【Vertical linE】


 あたし達は一人も欠けちゃいけなかったんだ。
 三人で一つだったんだ。
 でもそれは、ハチミツみたいに甘かった、ってそれだけで。
 その考えは、喉が痛くなるくらいに甘かったんだって。
 
 戦いは甘くなかったって、たった、それだけで。

 あたし達は大切な仲間を一人失った。


 三人が力をあわせれば、いつだって、どんな敵にだって勝てる。
 無敵だって、ずっとそう思ってた。
 信じて疑わなかった。

   が欠けてから、何かがあたし達の中でそっと壊れ始めた。
 ちょっとした雨漏りがバケツを徐々に溢れさせるみたいに、
 それは他のみんなにも感染した。
 病原菌みたいに飛び散った。

 そしてリタイヤするみたいに、一人、また一人って消えていった。

 あんなに賑やかだったギルドが、気づいたら閑散としていた。


 …あたしは、生きることを諦めずに、いられるのかな

 【Vertical linE】



 真っ赤な飛沫が触手(あし)を広げたクラゲの様に舞い散った。
 一部分にだけ降り注ぐにわか雨みたいに地面を斑に染めた。

 ぼやけた視界に灼きついた、眩むほど鮮やかなその悪夢は、
 ともて理解しがたくて、ただ訳がわからなくて。

 俺の頬に降りかかった赤い、紅い液体は、
 生温かくて、凄い鉄臭くて、やっぱり意味不明だった。

 理解の範疇を越えた出来事は、俺に恐怖さえ芽生えさせるのを忘れさせた。


   の身体がぶらぶらと不自然に、俺の頭上で揺れていた。
 ごりゅ、とかぶちゅ、とか、意味の解らない、気色悪い音を響かせる
 エネミーの牙が、  の細い首に喰いこむ度に鮮血と涎の雨を
 動けない俺にぼたぼた降らせていた。

 【Vertical linE】


 一緒に生き残ろうって、約束した。

 だけど私は、あんまりにも弱くて。
 守ってもらわなきゃ、戦えないくらいに足手纏いで。

 誰かに守ってもらわなきゃ、生きていくことさえ出来ないのに。

 ――いっそ死んでしまおうか、こんな眩しい世界は嫌だ


 君はどうして、そんなに優しいの

 【Vertical linE】



 俺の仕事はみんなを元気にする事だって言われた。
 そんなに俺は能天気で無神経に見えたのか。

 俺は笑って「解ってるよ」と答えた。
 だからいつだって俺は、
 楽しくも無いのに道化のように笑って、
 みんなの優しい兄貴を演じているんだ。

 本当はそろそろ疲れてるんだ。
 みんながそれを疑いもしないことに。

 …解ってるよ、仕事だろ。

 ――それがいつか本物になるように、努力するのも良いかもな。

 【Vertcal linE】


 私は成長する過程で大切なものを貰えずに捨てられたって訊いた。
 そんなのいらないって思った。

 無償の愛情なんて、本物か偽物か解らないものなんて欲しくない。
 そんなものより、私は綺麗な洋服が欲しい。


 でもあの人に逢ってから、何か変わった気がした。
 逢うたびに私に優しくしてくれる、頭を撫でてくれるその人は、
 私に"無償の"優しさをくれた。


 嬉しかった。
 ほんとはもっと、一緒に居たかった。

 …本当のお兄ちゃんだって、信じて良いなら。
 無償の優しさも悪くないって思った。

 私は、甘いのかな。

 【Vertical linE】



 いつかは誰だって死ぬ、そんなことくらい解ってる。
 それが早いか遅いかだけで、世界は廻ってるんだと思ってた。

 君が僕の視界から消えて、二度と僕の視界に現れない、
 戻ってこないって、ようやく解った時。


 僕は初めて誰かのために泣いた。

 僕は、君の事が―――…

 【Vertical linE】


*****

やばいこれはまった(真顔

今回はバーチカル祭り。
いつか小説を本格的に書き始めるためのアレ的なあれ。

なんとなく、どれがどのキャラか解ってもらえたでしょうか?w
ネタバレ要素が大量に含まれてるので、
まだ知りたくないって方は深読み厳禁ですw

まあアレです良ければ何のこっちゃと思っても感想下さい的な!

今度は何シリーズ書こうかなぁ

アバター
2012/09/05 18:31
だ、断片・・・!
くっ、展開が気になって吐血しちゃいます\(^q^)/
乞うご期待、ということで此れからの展開を楽しみに・・・!


な、何だとう!?
つまり誰かに最期が訪れるのですね・・・!
ぬこか、つっきーか、はたまたまさかの爆蛇ちゃんが・・・!?←
勝手に想像を膨らませて楽しんでおきます\(^p^)/
アバター
2012/09/05 18:08
わわわわわわわすみません<(_ _)>
これからは気をつけます!


あ、バーチカル・・・!(

アバター
2012/09/05 18:04
>あやかさん

あれ、読み方上に書きませんでした?
他のブログにも私が英語で書くの面倒臭くて、何度か読み方書いた気がするのですが…

バーチカルです
デッドエンドは正解です


これからが序盤です^q^q^q^
…と、これってブログの感想を書いてくれたわけじゃないですよね?
伝言板にお願いしたかったです…
アバター
2012/09/05 16:44
【Vertcal linE】

って、ばーてぃかるらいん・・・って読むんでしょうか((

てことは・・・『でっとえんどほりぞんたる』?


なんかすみません((

【Vertcal linE】のほう、カガミんとか出てきましたねー^p^
待ってました(((
アバター
2012/09/04 23:23
>絢さん

乞ご期待!w
私は断片しか書きませぬww


ですが一つ。
私は案外、好きだと言いながら小説になると自分のキャラの最期に容赦が無いです←
アバター
2012/09/04 22:36
>椿さん

http://www.nicotto.jp/user/circle/index?c_id=195163
元凶はこんなサークルです!(
さり気なく宣伝してるだと?
このサークルは友達の顔パスしか利かないある意味不便な場所だから心配いらない!(ty


詩みたいにちょちょいと書きたい事を何行か並べるのです/(^Q^)\
そうすればこんな風になります←
アバター
2012/09/04 22:33
や、やはり爆蛇ちゃんなのでしょうかね!!
・・・む、でも三人の誰かが展開的にいなくなる
・・・ということでは、無いんでしょうか!!あれま!!

ぬこみや(猫宮)とつっきー、又は爆蛇・・・は自分視点だからか無いのかな。
ぬこかつっきーがいなくなる、ということなんでしょうかね、やはり!!
アバター
2012/09/04 22:25
>絢さん

お、じゃあまたやっちゃおうかなバーチカルで…w
常々書きたいと思っているのですが良い書き出しが見つからず、
小説の中での案だけが溢れ出してこんなことになってます^q^q^q^q^(ry


ふへへ敢えて答えはいいません/(^Q^)\(
あのサークルで、私のキャラで「あたし」を使うのは一人しか居ませんよーwと
だけ言いましょうか!(
アバター
2012/09/04 22:15
いやん、わかんないけどものすごい・・・

もう、なんでそんなに神がかった文章書けるんですか・・・!
メモかー・・・
私もやってみようかとか一瞬思いましたがそんな文才ありませんでした!
アバター
2012/09/04 21:58
きゃ、きゃっ!!

あらま素敵ですね、本当に!
此のお祭り、私大好きです!!真顔
爆蛇ちゃんが居たとか宣言してみたいですけど、ちょっと未来要素が
含まれるので「あれあれ」的になっちゃったとか言います。
此れから要素がありまして、爆蛇ちゃんでいいのかあれは、になっちゃいました結論!←



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