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しーちゃん


第47話~試練2(さくら編)~

~これまでのあらすじ~
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=346994&aid=43155566

第47話 試練2(さくら編)

懐かしく感じる生まれ育った町の商店街に立ったさくら
今回現われた敵は・・・・・!?

さくら:えぇ?!
    どういう事?今、別の場所にいるんじゃないの?!

そこに立っていたのは・・・・シルフだった

シルフ:どうやら、手違いでここに飛ばされちゃったみたいなんだ
    一緒に出口を探そうよ

さくら:別にいいけど・・・・、なんか変な感じがする・・・・
    シルフなのにシルフじゃないみたい

シルフ:おかしなことを言うのはやめてよ
    本人なんだから^^

話しながら、二人は歩き始めた
出口はいくら探してもない

さくら:そういえば、私たちが出会ったのはこの近くだよね
   久しぶりに行ってみない?
   もしかしたら出口があるかも!

シルフは無言でうなづくと、二人で歩き始める
だが、さくらはおかしなことに気付く

さくら:いつもだったら風に乗って行くはずなのに・・・・?(心の中で)

考えている間に、さくらが初めてシルフと出会った場所へ着いた

シルフ:ここは初めて、君が戦った場所だったよね

さくら:そうだね、ここで一体何を始めるつもりなの?
   今日のシルフ、変だよ!
   いつもだったら名前で呼ぶじゃない!

シルフ:バレちゃったか・・・・・
    じゃあ、始めようか
    さっさと終わらせたいんだ
    君と僕がやる・・・・デスマッチをね!

そういうなり、剣を抜いて襲いかかってきた!
反射的に横へ転がり、剣を抜く
だが、相手がシルフだと思うと上手く戦えない

さくら:卑怯な事はやめて、真の姿を見せなさい!

シルフ(偽):僕は初めからこの姿だ
       ムーン様の月の力で生み出された戦士
       でも、ただの戦士じゃない

さくら:どういう事?

シルフ(偽):僕たちは全員で5人いる
       君たちが一番戦いにくい相手をコピーしてね・・・・

さくら:でも、そのコピーは完全ではないのでしょう?
   力や性格までは無理なんでしょ?

シルフ(偽):そうなんだけど、
       癖とかはコピーできるから、君は騙されるかなーって思ってね

さくら:馬鹿にしないで!
   確かに、昔の私は騙されたかもしれない
   今はそれなりに学んでるのよ!

シルフ(偽):そこはちょっと予想外だったね
       まぁ、どうでもいいかな

また剣で攻撃を仕掛けてくる
シルフと同じ戦い方・・・・早くて、防御しかできない
なによりも、相手に本気になれない

シルフ(偽):確かにいろいろと学んだんだろうね
       仲間が捕まった時にでも学んだ?
       君は勇気や度胸はあるけど、敵に同情してしまうのがダメだ
       同情なんてするから判断に迷いが出るんだ

さくら:いくら敵だとしても・・・・同じ重さの生命が宿ってることに変わりはない!
   それを簡単に終わらせてしまうなんて、そんなこと出来ない!

シルフがさくらの剣を弾き飛ばした
剣が彼女の頬を掠め、血が出てきた
相手の攻撃が止まった

シルフ(偽):そんなんじゃ、神は務まらないよ
       生まれながら神の素質を持つ者は稀だ
       仲間同士で戦う事もあるかもしれない

さくら:仲間同士で戦う・・・・?
   なんか、まるで経験したことがあるような言い方だけど
   ムーンも経験したこともあるの?

シルフ(偽):あるに決まってるじゃないか
       正確には巻き込まれた・・・・ってところかな
       姉妹の女神が対立してね・・・・後始末には苦労したらしいよ

さくら:大体誰だか予想はつくけど・・・・
   でも、後できっちりと話してもらうから!

もう、手加減はしない
剣を素早く拾い、早口で呪文を唱える

さくら:「聖なる光よ、我が命を聞き、鎖となれ」

光輝く鎖がシルフ(偽)を捕える
不意の攻撃に対応できない

さくら:これでようやく話ができる
    あなたは何の目的で来たの?
    それと、なんでシルフの姿になってるの?

シルフ(偽):めんどくさいけど、話さないと解放してくれなさそうだもんな
       俺は神の翼だ、戦って認めたものにしか真の姿を見せない
       本当はもう一人来るはずだったんだが
       太陽の女神があきらめた

さくら:あきらめたって・・・・・?
    私は両方の力を持ったんじゃないの?

シルフ(偽):確かに、両方の力を持ったんだが・・・・
       あんたの性格上、力が消えうせた
       元の姿に戻ってからその事を説明する
       あんたは俺に勝ったから真の姿を見せる

光に包まれたかと思うと、シルフの姿ではなくなった彼が姿を現した
白銀色の髪と桃色の瞳をもった少年の姿
名前を聞くと、無いと答えたので、さくらは・・・・

さくら:シルバーって言う名前はどうかな?
    銀色の髪してるから・・・・・

シルバー:まぁ、別にいいよ
      と言う事で、話を戻して・・・・・
      太陽と月は正反対の性格だ
      大体は両方を維持できるんだけど・・・・あんたは例外
      太陽のように明るいけど、月の力・・・・
      誰かを思いやり、穏やかな性格
      それがあんたの性格だからな・・・・無くなるのも無理はない

さくら:そうなんだ・・・・
   ところで、ここから出たいんだけど、どうやって出るの?

シルバー:もうすぐ、夜が来るからそれを待て

それから、どんどん時間が過ぎて行き、月が出てきた

シルバー:あの月が出口だ

さくら:無理!あんな高いところまで行く手段が・・・・・

いきなり、シルバーが近寄ってきたと思うと、自分の体と同化した!
更に・・・・背中に翼がついている
桃色で、自分を包み込むことができるぐらいの翼・・・・・・

さくら:背中に翼が!そういえば・・・・一応、翼だったっけ・・・・

シルバーの声が頭の中に響く

シルバー:『さぁ、飛ぶぞ!助走をつけてから地面を蹴って羽ばたくんだ』

さくらは言われたとおり、助走をつけ、地面を思いっきり蹴った
そしたら、羽ばたいた!
その勢いで、月へと向かった
近くへと近づくと、声が聞こえた

?:あなたはその翼と契約しますか?

さくら:契約します!

次の瞬間、桃色の光が辺りを包み込んだ・・・・・!

~続く~

今回は考えに考えた作品です!
スランプが一番多い作品となりました・・・・・

実は、翼には他にも隠されている真実が・・・・!
次はシルフ編ですのでお楽しみに♪




    

アバター
2012/09/05 19:42
アリスのパソコンが全然治らないよー!
アバター
2012/09/04 20:26
PCなおったよ~
アバター
2012/09/02 20:04
面白いなぁ~
そういえば、私の小説見ました?感想書いてね~♪




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