スティーヴン・キング 8つの悪夢
- カテゴリ:映画
- 2009/07/04 23:12:16
海外ドラマ観了メモ。
スティーヴン・キングの短編を原作にしたホラー・サスペンスTVシリーズ。全8話。
エピソード1.バトルグラウンド (Battleground)
エピソード2.クラウチ・エンド (Crouch End)
エピソード3.アムニー最後の事件 (Umney's Last Case)
エピソード4.争いが終るとき (The End of the Whole Mess)
エピソード5.ロード・ウイルスは北にむかう (The Road Virus Heads North)
エピソード6.第五の男 (The Fifth Quarter)
エピソード7.解剖室4 (Autopsy Room Four)
エピソード8.いかしたバンドのいる街で (You Know They Got a Hell of a Band)
#1 殺し屋VSオモチャの軍隊。ほとんどセリフもなく、ウィリアム・ハートの1人芝居状態です。
渋くて素敵です。このシリーズで最もおもしろかったです。
#2 「絶対に行ってはいけない」場所に行ってしまった新婚夫婦の物語。
私は面白かったけど、”クラウチ・エンド”がわからないとあまり意味がないかも。
#3 小説家と彼が創作した古きよきアメリカのハードボイルド私立探偵アムニーの物語。
セピア調の1930年代LAの雰囲気と主演のウィリアム・H・メイシーがとてもよかったです~。
#4 ドキュメンタリー映像監督がカメラに語る”争いのない世界”を実現した顛末。
#5 邪悪な男が描かれた絵を手にしてしまった小説家の物語。シリーズ中、最も普通にホラー。
小説の邦題”道路ウイスル”が”ロード・ウイスル”になっていたことに、感激しました。
#6 宝の地図集め。最後に宝(大金)を手にするのは...。
#7 意識があっても体が動かけず、生きたまま解剖されてしまうのか?コメディになってました。
#8 ドライブ旅行の夫婦が、存在しない街に迷い混んでしまう物語。
このシリーズ中、最も不条理な結末で、キングらしい不条理感が楽しめない人には意味不明かも。
シリーズタイトルになっている短編集「ナイトメアズ&ドリームスケープス」からは5話。
3話は、別の短編集からです。
原作:
短編集 Nightmares & Dreamscapes / 邦訳文庫は4冊に分冊。
「ドランのキャデラック」・・・・「争いが終るとき」→#4
「いかしたバンドのいる街で」・・・・「いかしたバンドのいる街で」→#8
「メイプル・ストリートの家」・・・・ 「クラウチ・エンド」→#2
「ブルックリンの八月」・・・「アムニー最後の事件」→#3、「第五の男」→#6
短編集 Night Shift / 邦訳文庫は2冊に分冊。
「ナイトシフト〈1〉深夜勤務」・・・・「戦場」→#1
短編集 Everything's Eventual: 14 Dark Tales / 邦訳文庫は2冊に分冊。
「第四解剖室」・・・・「第四解剖室」→#7
「幸運の25セント硬貨」・・・・「道路ウイルスは北にむかう」→#5
原作を読み返して、映像化にあたっての変更点を見比べるのも面白そう。
録画したものを月2話くらいのペースで観ていたら、AXNの再放送に追いつかれてしまいました・・・。
【Nightmares & Dreamscapes from the Stories of Stephen King】2006アメリカ
『ミスト』は、まさしく”キング”でしたよ。方向性の正しい映画化になってます。
映画館で観て、レンタルでも観ました。ウチの母には不評でしたが・・・。
原作の「霧」とラストは異なりますが、媒体が違うのだから、映像化的に正しいと思いました。
ただ、ノッてるときと、技術で書いてる(水準の面白さだけどパッションを感じない)の差を感じて、あぁしんどいのかなぁ、と感じるときも。
映像化されたものはどうも原作に及ばないor思い切り方向性が違うような……
評判のいい『ミスト』見てみようかな〜