幽遊白書二次3
- カテゴリ:自作小説
- 2012/08/20 20:59:26
巡回はサボっているのに、ブログだけ更新とか
語り手「それでは受付の蔵馬さん、どうしますか?」
蔵馬 「とりあえずおとなしく四人分の参加申し込みでもします」
語り手「そうすると受付の妖怪が、『も、もしや有名なあの! こ、光栄です』と、感激しますね」
蔵馬 「ははは(苦笑)」
語り手「ちなみにトーナメントは魔界統一トーナメントと同じく、グループでなく、一人ずつの参加です」
蔵馬 「と言うことは、組み合わせによっては幽助や飛影と戦うことになるって事ですか」
語り手「はい」
蔵馬 「そのトーナメントで全力で戦えってことは、…もしかして同志討ちを狙ってる?」
幽助 「どーゆー意味だよ」
蔵馬 「そう言う意味ですよ」
幽助 「わかんねーよ!」
語り手「もしもし、幽助達はまだ魔界に来てないはずですが? 相談するならまず四人揃って下さいね」
幽助 「なんだよ。地図見て来たでいいんじゃねぇのか?」
語り手「地図…覚えてますか?」
幽助・桑原「うっ…」
蔵馬 「仕方がないな。なるべく早く合流したいし。飛影、あのふたりを連れてきてもらえます?」
飛影 「チッ、めんどうな。
しょうがないから人間界へ向かい、ふたりの襟首をつかんで引きずってきてやる」
幽助 「引きずんなよ。いてーだろうが!」
飛影 「荷物の分際で文句を言うな」
桑原 「誰が荷物だよ。このクソちびが」
蔵馬 「とりあえずオレは飛影が戻ってくるまで、犯人を刺激しないためにも宿でもとって大人しくしてます」
語り手「じゃあ、合流できたと言うことで」
蔵馬 「なら、トーナメントについてかくかくしかじか」
幽助 「んじゃ、こっちでも聞いてきたことを話すぜ」
幽助 「ところでよ、この近くにいるってんなら、飛影の邪眼で探せねぇか?」
飛影 (無言で手を『ポン!』)
幽助 「忘れてんなよ、てめーっ!」
飛影 「・・・フン」
語り手「じゃあ、邪眼を開いてみたでいいですか?
そうするとですね、ストリップをしているおねーさんが見えます。
着替えているのか、沐浴でもするのか、こんなところで邪眼師がのぞいているとも知らずに、服を脱いでいでっ! いきなり殴らないでください!」
飛影 「誰がそんなものを見ると言った!!」
語り手「だって、どこを見るって指定しなかったでしょ~」
蔵馬 「確かに、無目的に邪眼を開いても、目標を見つけられるかは運任せですからね(嘆息)」
語り手「そうですとも」
桑原 「いばんなよ」
蔵馬 「でも探すにもこれと言ってあてはないし…。螢子ちゃんが捕らわれてる部屋で、何か目についたと言うか、気がついたものはなかったですか?」
語り手「そうですね。部屋のなかは薄暗かったですが、牢の中とか、洞窟みたいなところでなく、ちゃんとした部屋のようでした。
ぼんやりと家具のようなものも見えましたし」
蔵馬 「て事は、隠れ家とか、あるいは宿をとってる可能性も?」(考え込む蔵馬を見つめる、四人(含語り手))
蔵馬 「・・・・・あのね、オレにばかり考えさせないで、みんなもちゃんと考えてください! 特に幽助」
幽助 「んなこと言ったって、オレの頭じゃ『下手な考え休むに似たり』ってなもんだしよ」
桑原 「お、オレはおめー、、、考えてるぜ? まだ何も思いうかばねーけどよ」
飛影 「フン、オレの知ったこっちゃない」
蔵馬 「なら、この件はなかったことにして、このまま帰りますか?」
幽助 「何言ってんだよ蔵馬! 螢子はどーすんだよ! このまま見捨てて帰れってか?!」
桑原 「そうだぜ。そりゃあんまり冷てーってもんじゃねぇか!」
蔵馬 「だったらオレ一人に任せず、みんなも考えなさいっ!!」
幽助・桑原「「は、はいっ」」
飛影 「ちっ」
え、おねいさんのストリップを見てる飛影がですか?(笑)