晩夏の蝉
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/08/16 09:59:32
アブラゼミとミンミンゼミの声が今を盛りと賑やかに聞こえる。
朝五時の薄暗い林の中、蜩もたまに混じって。
或いは真昼の日射しの中で木々をふるわせんばか りの鳴き声を聞く。
どちらがそれらしいだろう?
イメージとしては後者。
汗と日射しが肌の上で暑い混交をとげている、
そこにさらに混じる晩夏の音。
アブラゼミとミンミンゼミの声が今を盛りと賑やかに聞こえる。
朝五時の薄暗い林の中、蜩もたまに混じって。
或いは真昼の日射しの中で木々をふるわせんばか りの鳴き声を聞く。
どちらがそれらしいだろう?
イメージとしては後者。
汗と日射しが肌の上で暑い混交をとげている、
そこにさらに混じる晩夏の音。
詩的なコメント、心にすっと、入って、後を引くようです。
うちのマンションの渡り廊下に、灯を求めて、夜集まってきたのでしょう、
毎年、たくさんの虫たちが、横たわっています。
蝉もそう…。
カナブン、カミキリムシ、ハナムグリ、クワガタ…
横たわっている虫たちで、近くにはこんなに虫がいたのか…と
どこか、かなしく、眺めていて。
昨日も暑かったですね。
蝉の鳴き声をうるさいと感じるひとがいるのは、
やはりあの暑さと、あまりにも近しい関係だからなのかしら
と、炎天下のなかで、鳴き声をききながら、ぼうっと思ってました。
死んでしまった蝉が転がるのも見つけるようになってきましたね。
焼けるような日差しに打たれてぼんやりする頭でいると、
目が離せなくなってしまう気がします。