手
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/08/14 15:25:55
誰の傍にいたいとか
例え寂しくてもそんなのはなくて
ただ、誰かが傍に居ればいいと
思ってしまったりするんだ
誰の傍に居たいっていう
誰かを作って失うのが
ただ嫌で恐くて泣きそうで
逃げてるだけなのかもしれない
本当はその誰かが欲しくて
迷ってあがいて失敗して
落ち込んでたそのとき差し伸べられた手を
一番欲しいと思ったりする
でもその手こそ手に入れられなくて
悔しさにまた落ち込んで
こんなこと繰り返す中で
本当に大切な人を見つけたりする
苦しむことは間違いじゃない
それはこれからのいつかのために
きっととっても大切だった
出来事だったと思えるから
今、出会ってる誰かと
この形で出会ってるのは
今までたくさんの選択で
自分か選んできた全ての結晶
今日はこの道に行ってみようとか
この景色を写真に撮ろうとか
この友達とご飯行こうとか
少しメールをしてみようとか
今までしてきた少しのことが
これからの人生全てのことに
何らかの形で絶対いつか
あらわれてくるから
誰と傍にいたとしても
その誰のための僕のための
たくさんの選択肢の中の
正解の1つだったんだ
誰の傍に居たいっていっても
その手を欲しいと願っても
今、それがこれからの先で
必要であれば大切ならば
意地でも何でもつかみにかかって
空いてる四方八方目指して
かけ出して転んで起き上がって
笑顔を向ければそれで良い