Nicotto Town


WINDS OF GOD ~零のかなたへ~


『15歳の志願兵』を観て…


きょうから一週間の夏休みに突入(≧∇≦)b


しかし、あいにくの雨降りでどこにも出かけず家で録画しておいた『15歳の志願兵』を観ました。

……心の底から涙があふれてきて止まりませんでした。・゚゚・(>_<)・゚゚・。

昭和18年、旧制愛知一中の端艇部員の親友二人を主人公に、戦時中ながら平穏に過ごしていた少年たちが、とある軍人(愛知一中の卒業生)の『軍国主義』『殉国の道を志す』といった言葉に洗脳されて自ら予科練への入隊を志願(ひとりは入隊試験に合格、もうひとりは身体検査で不合格に)、その後の二人の人生の明暗(と言っていいのかな…)が事実に基づいて描かれていた。

ふたりのうちの一人は、軍人にはならず文学者になりたいという夢を持っていたのですが、その少年が

『国家の危機を目の前に、己の人生を後生大事にしていた自分を恥じます。国家なくして個人はありえない!だから俺は…全ての夢を捨てます!この命を大君と祖国のために捧げます!』

と宣言して軍隊への入隊を志願する…まだ15歳の少年に自分の夢を捨てて戦争へ向かうという悲しい選択をさせてしまう『軍国主義』という鎖。

…平和な今の時代だからこそ、目を背けてはいけない、語り継がれていくべき悲しい史実。

番組のラスト、息子が書き残していた日記を友人に音読してもらい、それを聞き終えた母親が

『自分に学問があって、字を読むことが出来たら息子の本心をもっと早く知り、死なせずにすんだんでしょうかね…』

と友人に問いかける。それに対して友人は

『いいえ、僕たちは学校で死ねと教えられたのです。学問がなかったのはこの国です…』

と答える。

”学問がなかったのはこの国です”

…とても意味の深い一言だと思います。
この言葉は戦後60年以上たった現代にも突き刺さる。

国を支えるべき政治家たちは、お互いでお互いの足を引っ張り合う…彼らは一体”何”を学んできたのだろうか…。



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2012/08/13 22:36
ほんとですね。
泣けてくるわ・・・・・。
戦争が終わっても『過労死』の国だし。
人を死ぬまで追い詰めるなっての。
関係ない他人が勝手に美化して、だからいいんだ、とか言ってたし。
今は子供が人を死ぬまで追い詰めてるし。
けど、いじめは犯罪だっ!!!って言うようになっただけ、まだ進歩したのかな。
昔、いじめがなかったみたいにいうのは、ほんとにやめてほしい。
死んだ人間やいじめられてた人間がいたたまれない。




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