忍猫物語外伝5
- カテゴリ:自作小説
- 2012/08/09 23:16:49
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※下記SSは、うちのニコペットが主役の、ニコッとタウンを舞台としたお話です。
※基本的に、軽いノリのお話なので、感動するものは何もありませんが、箸休めにどうぞ。
表のニコッとタウンの治安維持がニコッとポリスであるならば、
裏のニコッとタウンの治安維持はSG(スマイル・ガーディアン)ということができる。
首都ニコッとタウンの行政府の地下に本部を置くSG。
そこの職員であるオペレーターは、外部組織との通信を終了して、
操作していたコンソールから手を離すと同時に大きく吐息を漏らす。
「先輩、やっぱり緊張しますね、『アニマル・テイルズ』さんのところと通信するのって」
隣でニコッとランド全域の安定値をチェックしていた職員は、
モニターから視線を外さずに後輩の軽口に応じてみせる。
「あそこは外部の自警組織の中でも、別格も別格だからな。
ニコッとランドの先住民が主体の半官半民組織だ、
テイルズだけで、SGの防衛力の半分に匹敵する猛者揃いだぞ」
「あたしたち人族の自警団で一番有力なのが、
NO.2の『サーバンツ』さんでしたよね?」
「完全な民間自警団の中では最古参、と同時に一騎当千の強者揃いだな。
構成員全員が、執事やメイドのコスプレをしている個性的なところだが」
「メイド服・・・。先輩、ミルリトン買って下さい❤」
「高いから却下。あと、そういうのは薄給を貯めて買え。
あ、サーバンツで思い出したが、あそこを無断で抜けたメンバーがいるらしいな。
密かに追手が掛かっているらしいが、血の制裁だけは勘弁して欲しいもんだ」
「先輩・・・」
「マジな顔すんな。サーバンツは規律に厳しいが、品行方正でも知られてるところだぞ」
「ミルリトンがダメなら、エクレールで妥協してあげます❤”」
「人の話を聞けぇ!!」
非番のSGセントラルルームに、魂の雄叫びが響いたとか響かなかったとか。
忍猫物語外伝 第5話「眷属(前編)」
寒奈(以下「寒」表記)「姉さん・・・、隣の部屋ですが・・・前は何の部屋だったのですか?」
氷冴(以下「氷」表記)「隣はね~、教官が釣ってきてた珍しいお魚さんが展示されてた、水族館だったわね~。
ご馳走が並んでるから、わたしたちは立ち入り禁止にされてたけど~」
寒「入所したときにはもう、改装が始まっていたようでしたが、先日リフォームが終わったようですね・・・」
氷「え? そうなの~?」
寒「はい・・・、改装中の看板が下ろされていて、真新しい看板が掛かってました」
氷「釣りのお部屋~、ガーデニングのお部屋~、そうすると、今度のお部屋は農園のお部屋~?」
寒「いえ・・・、猫の穴の専用ルームではないでしょうか? 忍猫と書いてありました・・・」
氷「わたしたちの新居かな~? 教官から、そんな話は欠片も聞いてないんだけど~。
何はともあれ、同じ家の中なんだし、新しいお部屋を覗きに行ってみようかしらね~」
白い姉妹は連れだって日々過ごしている月替わり定食な部屋を出ると、
隣にある忍猫養成所第二室の扉の前に立つ。
氷「扉って言うか、ふすまよね~、和風建築物っぽく」
寒「普段過ごしている部屋は、和風な外観にそぐわず、扉ですね・・・」
氷「それはま~い~んだけど~、寒奈ちゃん?」
寒「何でしょうか、姉さん・・・?」
氷「この部屋の看板、ちゃんと読んだかしら~?」
寒「ええ、忍猫部屋と書いてありますよね・・・」
氷「寒奈ちゃん、心眼がまだ開いてないのね~。その看板には、トリックが仕掛けられてるわよ~?」
若干険しい眼差しで姉にゃんこが見据えた先の看板には、こう書かれていた。
「忍熊猫 部 屋」と・・・!!
寒「にんくま・・・?」
氷「平たく言えば、忍パンダね~。でも、何でこんなものがあるのかしら~? 教官は猫一筋のはずなんだけど~」
寒「浮気・・・、三年目・・・?」
氷「もしそうなら、姉様が編み出し、冷香ちゃんが愛用した、忍法・モザイクの術が火を噴くわね~。
要釘バット、にゃははは♪」
寒「姉さん・・・、瞳の奥に青白い炎を燃え上がらせられると、物凄く怖いのですが・・・」
氷「さて、寒奈ちゃ~ん? 緊急ミッションのお時間ですよ~。死ヌ気でカチコミましょうね~。
死と隣り合わせの極限状態で、母様の能力の封印が無効化されることは教えたわよね~?」
寒「姉さんが・・・、暴走してる・・・!?」
今まで知らなかった肉親の別の一面に、
新鮮さよりも恐怖を覚えている妹にゃんこを尻目に、
氷冴は「すぱーん!」と勢いよくふすまを開け放った。
改装された忍猫養成所第二室、そこに広がっていた光景は――
寒「パンダ、多すぎ・・・」
つづく?




























コメント、ありがとうございます^^
ブログ添付の写真よりも、現在はさらにパンダ口密度が上がっておりますw
ミラクル・メガ・パンダぬいを合成しようとしたせいですが、
さすがに匙を投げたので、これ以上は増えませんが^^;
ご感想、ありがとうございます<(_ _)>
無問題ですd( ̄ー ̄;)
プロローグは当SSのバックボーン(裏設定)を並べているだけなので、
ある種のフレーバーとして流していただければよいかと^^;
と言いますか、ニコタを裏で守る勢力はマイ設定のオンパレードなので、
古参の方でもお分かりになりませんから>ー<b
パンダ、合成しすぎましたorz
けれども、ミラクルなメガパンダには、ついぞ巡り会えませんでしたなぁε=(^。^
弱気ですが多分続きますので、また次回で(^^)ノシ
コメント、ありがとうございます^^
パーラーメイドのメイド服「ミルリトン」、隠しステータスの程は分かりませんがw
ちらっと出てきた「サーバンツ」なる組織には着用者が少なくないですなぁ^^
そして、精鋭揃い! かわいくて、「つおい」のです>ー<b
ゲストキャラというと誤解を招きそうなので、言い直させていただきますが、
今回の一発キャラという意味でのゲストキャラです^^;
もちろん、一発で消えはしないキャラも登場する予定ですが・・・^^
パンダ、かわいい、ぷぷっ、たしかに多すぎ、かも^^
つづく? が気になります
有難うございました。
グローブ装着でアーマーレベルが・・・・・
ゲストキャラの登場?うわぁー楽しみです。
ご感想、ありがとうございます<(_ _)>
あら?(@@;
剣士さんはともかく、チー殿もご存じない?
「ミルリトン」でピンと来なければ「パーラーメイド」ではいかがでしょうか?^^;
夏本番です、普通の人間でも暑さにやられるこの季節、
雪国生まれの白にゃんこたちもいい感じで、暑さにやられているようです、姉の方が特に^^;
普段なら、あそこまで暴走しないはずなんですけどねぇw
まだ、ゲストキャラが誰も出ていないんですよねぇ(^^;A
次回は登場人物がまだ増えることになりますw
盆休中に進められたらいいなと思いつつ、また次回(^^)ノシ
ご感想、ありがとうございます<(_ _)>
今回のは、材料の黄金のパンダぬいが合成できるようになるのを待っていたので、
書きなぐる前にすでにだいたいの構成はすんでおりましたので♪
SG本部での会話ですが、ご要望にお応えしてw執事&メイドの戦闘集団が絡んで参りますw
ミルリトンとエクレールは別の名称が正式名称ですが、
ニコタのフリマで求め欄で検索を掛けると出てくると思いますよ( ̄ー ̄)b
初代メイド服、かなり高価です^^;
忍法・モザイクの術、記念すべき外伝1話で危うく炸裂しかけたあれですw
術者型の氷冴は野蛮だと普段言っておりますが、その威力だけは認めているようです^^;
教えてもいないのに、外道の技が姉妹の中で受け継がれてるなぁ(-_-;A
パンダぬい合成、我ながら合成しまくったものだと、
お部屋アイテムの配置を今回用にセッティングしながら、我ながら思いましたともw
作物を出荷しないとガーデ経験値が入らない旧システムだったら、
このパンダの群れる部屋は誕生しなかったでしょうなぁ^^
さてさて、冷気耐性はあるものの、暑さには無防備な雪国生まれの白にゃんこたち、
いい感じで氷冴が熱暴走(違 しておりますが、果たしてどうなりますことやら( ̄ー+ ̄
盆休中に続きが仕上がることを祈りつつ、また次回(^^)ノシ
SG職員さんたちシリアスですね~でも・・・ぷぷぷぷぷ≪ミルりトン≫焼き菓子ですな・・・・美味しそう・・え?違う?
調べます。
それにしてもパンダ!確かに熊猫ですが・・・・・氷冴さんの暴走、緊急ミッション寒奈さんの・・・・後編でのお二人の行動気になります。
パンダさん すごい!圧巻ですね。ここまでパンダがひしめき合った、いえ、集まった部屋。ここで何が起こるのか続きますます楽しみです。
何時の間に仕上げていたのでしょう・・・かなり驚きです^^;
さてさて♪
SG職員さんの会話の中に、何やら恐ろしい単語がいくつか出て参りましたが。。
特に怖いのがサーバントの執事にメイドコス団体さん・・・怖い記憶が蘇りましたが^^;?
いや、それよりも何ですか、ミルリトンやらエクレールって。。あとでゆっくり調べましょうか^^
氷河殿と寒奈殿、今回もこのトラブルメーカー?の何気ない?会話から。。
養成所にある、とあるお部屋、かんばんにおちゃめ心がちらりと見えるのは
教官の趣味でしょうか。いえ、趣味でしょう^^;
このおちゃめに容赦無い氷河殿のモザイク;攻撃が炸裂するのかと思いきや・・・
何ですか、これはーー;
中国も驚きのパンダ屋敷・・・いやはや・・・脱帽です^^;
創造を超えた、いえ、常識を無視した事になっておりますけどw
今回もいろいろとツッコミどころが満載のお話ですが、モザイクを掛けられそうなのでやめておきますw
そして最後に「つづく?」とありますが、タイトルに「眷属(前編)」とありますので
後編が無ければそれこそ作者がモザイクを掛けられる事になるでしょう^^b
今回も楽しい展開から始まりましたが、後編も大いに期待しております☆