☆持参金
- カテゴリ:お笑い
- 2012/08/07 00:05:34
この落語は上方でも埋もれていたものだそうで、桂米朝が復活させたそうです。また、昔のものはよく聞いていないと分かりにくい部分が多かったのですが、復活してからは色々と工夫されて、今の形になったそうです。近年、東京でも演じられていますが、やはり本家である上方の方が面白い気がします。
【スジ】
不精者の男が、借金の返済を催促されるところから話は始まる。この男徹底した諺の懐疑主義論者で「早起き三両、宵寝は五両」と言うのだが、たまに早起きしたら借金の催促を受けたとぼやく始末。ついでに、「お三日に小豆を炊けば火事に遇わん」と言うのに、善哉屋が二度立て続けに火事に遇ったとか、「火遊びすると寝小便する」と言うのに、鍛冶屋に奉公に出た子供の寝小便癖が治ったなど、とにかく諺に難癖をつける(この辺り笑えます)。
ところで、催促に来た男は取立てできなければ帰れないと、居座ることになる。
そんなところに、突然縁談が舞い込んでくる。話を聞いてみると、もうすぐ臨月を迎えるとんでもない女なのであるが、持参金があるという。
男はこの持参金を借金の返済に充てることを考えたのであるが、話しが進むに連れて妙なつながりがあることが明らかになってくる。
つまり、持参金の用立てのために、この男のところに借金の返済の催促があったのである。
「太助はん、わたしのうちで、わたしが帰んの待ってはんねんで」
「えぇっ!? そら、いつまで待っててもあかん理屈やで! ほたら、この手ぬぐいを二十円やとして、あんたに渡す」
「ほたら、それを受取って、太助はんに渡す...」
「それをまた、太助はんがわたいのところへ...」
「ははは、なるほど、金は天下の回りもんやなぁ」
回ってて面白いです。
ナンセンスですね。
ニュース映像で見たけど
なかなか…怖いくらい似てましたわ(^^;
大阪の梅田で今週で終わりちゃうかったかな?