カワセミとの青く後を引く邂逅
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/07/25 17:29:17
お昼を食べようと湧水池へ。
アオスジアゲハの鮮やかな青、コバルトブルーが後ろから肩近くを過ぎ去…、
違う、カワセミだ。
鳴きながら湧水池から続く小川近くを飛翔し、崖の森へ。
ゆっくりと近くにゆくと、又、鮮烈な色彩が逃げ…
暫くはその繰り返し。
色と鳴き声が飛ぶのを追う、また青が逃げる。
追いかける瞬間 が違和だった。
日常にやぶれた非日常。
その日、いつもの、家の近くの川でも
青い飛翔をまた見る。
チーチー、青く後を引く挨拶だ。
さよならといってくれたようで。
*
同じ鳥なのだろうか…。違うのだろうか。
地図で調べたら、数キロ離れていると思ったのに
最初に見たところと、家の近くの川とは、
直線にして500メートルも離れていないとしり、
おどろく。
同じ鳥かもしれない…。ともあれ
めったにみることのできない、カワセミを
二回もみれたことが、うれしく。
家から数キロはなれた上流の川では、毎年、カワセミが巣をつくっているらしく、
カワセミの姿がけっこうみれるスポットがあるのです。
カメラマンもよくとりにきていて、
私もそこで、数年前に一度みたきりでした。
今年はどうやら、うちの近くの川でも、巣をつくりはじめたらしいのです。
カメラマンがやはり撮りにきていて、それで知りましたが、
実物は、このブログを書いた時まで、みたことがなく。
たぶん、そのカワセミだと思うのです。やっとみれました。
ほんとうに、コバルトブルーがきれいでした!
そうなんです、実は、おいかけながら、わーチルチルミチルみたいだあ、
青い鳥、おいかけて…、
と思ったのです。
うれしいです~。
にげられ、でも、さいごにまた、幸せが、ちかくにいるんだよ~と
あいさつをして、姿をけしたようで。