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シン・ドラマ汁


ドラマ【警視庁捜査一課9係】

警視庁捜査一課9係
テレビ朝日 水曜夜9時~
【あらすじ】今は亡き陶芸作家・斎藤茂三郎の作品を売り出すことで成功を収めていた会社社長・松岡の遺体が社長室で発見された。胸に刺し傷があり、刺殺されたと思われたが、その割には出血が少ない。秘書の徹子によると、聡子という社員が出社していないようだという。青柳矢沢は、聡子の自宅を訪ねようとした途上、自殺しようとした聡子を救出。その聡子はあっさり犯行を自供する。事件解決かと思われたが、真澄の解剖の結果、松岡の死因は窒息死、もしくは毒物による中毒死であることが判明する。

【感想】テレビでは珍しく叙述トリックが使われていましたね。すんごい甘かったですが。叙述トリックとは、ミステリーにおいて作家が意図的に、登場人物の中ではわかりきったことを曖昧に書くことにより、真相をわかりづらくするというもの。今回の場合、テツという子供の性別がわかりづらかったのがそれですが、過去の映像でテツがポニーテールだったから丸分かりですよね…。なんでポニーにしたんだろう。せめておかっぱならまだわからなかったのに。それから、最初に秘書が小林徹子と名乗ったのも大きなヒントになってしまいましたね。小林ですと名乗り、徹子という名前は字幕だけで紹介されれば、あそこまで印象に残らなかったのですが。だって徹子って名前珍しいでしょ? 昔はいざ知らず、少なくとも私らの世代以下には見たことがないですよ。このドラマは、最後にあっと言わせたいのか、視聴者に推理を当てさせたいのかよくわかりませんねw まぁフェアと言えばフェアですけどね。というわけで、茂三郎が死んだ弟子の子を引き取って育てていたという事実がわかってから、すっかり事件の様相が見えてしまいました。脚本は悪くなかったと思うのですが…。




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