凍りのくじら
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/07/11 16:03:35
「凍りのくじら」 辻村深月
さて、「ぼくのメジャースプーン」読み、「凍りのくじら」を読みたいと言った日から早3ヶ月・・・。やっと読めましたよっ~!!
こんな・・・。こんなにも自分に似た性格(というより思考)を持った主人公の本を読んだのは初めてです!!(嬉しいな~w♪)
あらすじは・・・
藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。
理帆子はなににでもSFを当てはめるのが好き。「ドラえもん」はSukoshi Fushigi(少し、不思議」と”先生”が言ったから。
そして自分はSukosh Fuzai(少し、不在)、元彼はSukoshi Fuhai(少し、腐敗)!!
この腐敗がだんだん少しじゃなくなっていく所が怖い・・・
そして、重要な別所あきらはSukoshi Flat(少し、フラット)。
最初、名前にふり仮名がふってなくって、なんでだろう?って思ったけど、最後を読んでなるほど!こういう展開かぁ~って感じ。
「ぼくのメジャースプーン」に登場したふみちゃんも少し登場!
この2作とも本当に少し、不思議でおもしろかったです♪
別所あきらは、わたしはお父さんの幽霊だと思ってます。
ジュエリさんは?
ふみちゃんが まだ回復してなくて リハビリ中なのがちょっと悲しい
別所あきらって なんだったの りほこのどらえもん?
未来からやってきたどらえもん
お父さんのゴースト?
ふみちゃんのその後が少し気になります!
「凍りのくじら」に登場する、ピアノの上手な松永郁也君が
「ぼくのメジャースプーン」でも少し登場していますよ♪
オカルトなテーマかなと思ったら 能力は主テーマじゃなくて
生命の大切さとか いじめ問題とか そっちのほうね
ふみちゃんが少し元気になってよかった。