Nicotto Town



6月に読んだ本

2012年6月に読んだ本の数は10冊でした。

■ドーン (講談社100周年書き下ろし) 著者:平野 啓一郎
個人は複数の分人をもつという発想は複数のペルソナを持つということに通じると思う。
宇宙開発、政治、家族と展開内容が盛りだくさん、もう少し絞ってもよかったのでは・・・

■ホメロスを楽しむために 著者:阿刀田 高
ホメロスのイリアス、オデュッセイアの理解が深まる本。

■太陽風交点 (徳間文庫) 著者:堀 晃
死んだ恋人のブレインコンピューターとの再会と別離。
コンピューターの思考が彼女そのものであるということは、死んだとわかっていても悩むなあ。

■巨人たちの星 (創元SF文庫) 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
星を継ぐものからの謎解きがされた完結編。
コンピュータシステムに惑わされるのは、人たるゆえんか・・・

■日本を捨てて、日本を知った 著者:林 秀彦
日本脱出した作者による海外にいると日本人が見えてくる論。
共感できる部分が多い。

■世界を不幸にしたグローバリズムの正体 著者:ジョセフ・E. スティグリッツ
世界経済の番人が本当は何をなすべきなのかが、垣間見えたような気がする。

■新世界より(上・中・下) (講談社文庫) 著者:貴志 祐介
上中下と一気に読了。能力を持たざるものと持つものの対立、どちらかの殲滅しかないのかなあ?
人間社会では常に焚書という情報の隠蔽が起こるのは、よけいなことは知らせぬがよいということか。

■潜水艦隊 (学研M文庫) 著者:井浦 祥二郎
第二次世界大戦での日本海軍の潜水艦隊の状況がよく理解できる。




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