裏と表 #17
- カテゴリ:自作小説
- 2012/07/08 03:11:35
✿主な登場人物✿
・中山 萌・・・可愛らしいドジっ子。自分磨きを頑張る。
・福田 苺・・・可愛くて人気者の女の子。顔だちが素晴らしいほど可愛い。
・大山 貝斗・・・イケメンの萌の幼馴染。人気者で明るく、まっすぐな子。
・大田 勇気・・・イケメンで貝斗と競い合ってる。クールで違う意味で人気者。
・水原 梨花・・・萌のいとこの美人&アメリカ暮らしのモデル。
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第十七章「私は生きてていいんですか?」
萌「はぁ・・・」
萌は梨花のあの言葉に落ち込んでいた。
貝斗「萌ー、大丈夫かー?」
貝斗が陽気に入ってきた。
萌「・・・はぁ。空気読めないの?KYなの?」
貝斗「んなっ!!!おま・・・KYはないだろ!KYはぁ!!お前逆にありがたく思え?
こんなイケメンで、優しくて、温かい人が幼馴染でさあっ!」
萌「はぁ!?イケメン?優しい?温かい?誰!?どこぉ!?そんな人いる!?」
貝斗「目の前にいるわ!お前の目はふしあななのか!?」
萌「じゃああんたの空気の読めなささはKYね!!!」
貝斗「おまっ・・・。黙ってりゃかわいーのに口だけは達者だな・・・」
萌「そんな人に告白したのはどこのだれ?」
貝斗「なっ・・・。お前そこつくか?お前こそKYじゃ・・・」
萌「わざと空気読まなかったんですー!」
と長いケンカをした後二人が違う方向へ向いた。
萌「・・・で?何しに来たの?帰ってくれない?」
貝斗は萌が予想以上に大好きなのです。
こんくらいの言葉で引き下がる人ではない。
貝斗「はっ、残念だは俺はお前が好きだから来たんだ。用件なんてねーよ」
と丸椅子に座った。
萌「なっ・・・。あんた堂々とよく好きとかいえるね・・・」
貝斗「昔いえなかった分が今出てるのかもなっ♪」
と、陽気で元気で温かいいつもの笑顔で笑った。
萌「・・・・バカ」
貝斗「バカ!?バカはないだろぉ!?」
萌「バカだっての!バカ以外なんなわけ!?えぇ!?」
看護師「病院で大声禁止です。」
ドアの前にひっそりと注意する看護師。
萌「すっ・・・すみません・・・」
看護師「あなた、面会時間過ぎてますよ?ほら、帰りなさい」
と看護師は背中を押した。
貝斗「萌っ、またなっ!」
と帰っていった。
看護師「いいですねぇ、あんなまっすぐな彼氏は・・・」
萌「えっ!?彼氏ぃ!?ちっ・・・違いますっ!誤解ですよ!」
というと看護師さんはニコッと笑った。
看護師「あなたも好きなんでしょう?」
萌「うっ・・・・。そ・・・れは・・・・」
萌の顔が赤くなるのを見てフフッと笑った。
看護師「ふふっ、可愛いわね。その調子だといいみたいね。ちゃんと伝えてあげて?
いい彼なんだから・・・。もったないないわよ・・・私みたいにならないで」
萌「え?」
言葉を残して病室を去った。
萌「看護師さん・・・?あっ、あの人の名前なんだっけ・・・」
ママ「あら、どうも~」
ママは出て行った看護師に挨拶をした。
萌「ママっ!今出て行った看護師さんの名前は何?」
ママ「えぇ?ああ・・・。通りすがりに見た名札に書いてあった名前はたしか・・・・
倉石凛子・・・確かそんな名前だったわ・・・・」
萌「倉石・・・凛子・・・さん・・・」
ママ「キレイよねぇ~!黒髪で~ストレートで~瞳が透き通っててぇ~・・・・。
あっ!やだ、私ったら!梨花ちゃんも負けてないわよねぇ!?」
萌「梨花姉ちゃんの話はしないで!!!」
ママ「萌・・・。やだ、なんかあったの?」
ママは心配した顔で言う。
萌「ううん・・・。梨花姉ちゃんはきっと私を心配してるんだよね・・・」
ママ「えぇ?」
萌「もう、いきてていいのかわかんない・・・なにも・・・わかんない・・・」
ママ「萌・・・・」
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第十八章へ続く・・・。
※実話ではありません。
世の中にどんだけいるんだろそういう女性