Nicotto Town


「さくら亭」日報


【改装】田舎のなつやすみ

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それは昭和の時代のおはなし。

待ち焦がれた夏休みがくると、
8月を待たずにおじいちゃんとおばあちゃんの住む田舎へ行く。
山の中だから海なんてないけど、そのかわり泳げる川があるし、
山では虫も採り放題だ。
だから夏休みの自由研究が毎年昆虫採集標本になるのはあたりまえ。
毎日、真っ黒になるまで走り回る。
おもちゃもマンガも家の方がたくさんあるけど、
田舎の家にはもっと楽しいことがたくさんあるから退屈なんかしない。

おじいちゃんちは、お店をやっている。
駄菓子やなのかとも思うけど、近所のひとはみんな
「よろずやさん」って呼んでた。
お菓子の他に「ありますか?」って聞かれたら「ありますよ」って
そういえばなんでも出てきてた気もする。
スーパーなんかないから村中の人がお客さん。
そんな「よろずやさん」の店番を頼まれるのも楽しみだった。
近所の子がアイス買いに来たり、
近所の人が洗剤とか買いに来たついでに野菜を置いていってくれたり。
このあたりには喫茶店なんかもない。
おばあちゃんは店の奥に席を作って、夏はカキ氷なんか出していた。
買ったばかりのお菓子をそこに持ち込んで、
おばあちゃんとそこで長々話し込んでいく人もいたり。

扇風機はあるけどあまり回っているところは見なかった。
玄関も店も引き戸も窓も全開。
プライバシーなんてない。奥の茶の間も丸見え。
でも誰も気にしない。
そしてこれだけ開けっ放しだと風がよく通って涼しいのだ。
風鈴がうるさいくらいに鳴る。
板の間も畳の上もひんやり冷たくて昼寝すると気持ちがいい。
夜になると寒いくらいで、しっかり布団にくるまって眠る。
家だと考えられないくらい。

夏休みは田舎の家へ。
そこで過ごすことがどこに行くよりも楽しかった、
そんな時代の夏の思い出――。


これは私の経験+友人の経験から作ってみました。
私の田舎は真剣に山の中。
雑貨やお菓子は2キロほど離れた隣の集落にしかありませんでした。
スーパーも商店街ももちろんない。
昼過ぎに食べ物を満載した軽トラが音楽を流しながらやってくるという。
道をはさんですぐ川があったけれど水が冷たすぎて(雪解け水なので)
泳ぐことも足を1分とつけていることもできず。
でもそこでメダカやオタマジャクシをとったり、
用水路でちいさいカエルをつかまえたり。
裏の畑ではトンボを採り、山の木でクワガタを採ったり。
運動神経に難のある子供でしたし、決して無理はしない範囲でそれ。
祖母が咲かせている花を摘ませてもらうのも楽しみでした。
でもお風呂は薪で沸かすし、トイレは遠い上にポットン式。
何より夜になると明かり目指して大挙する虫がとんでもなくて。
窓の網戸にびっしりの蛾はこわい。
それでも小学生の間は、田舎に夏に行くのが本当に楽しみだったのです。

友人の経験というのは、おばあさんが駄菓子やをやっておられて
店番を楽しみにしていた、というところです。

ニコタのコンセプトにそういえば「昭和」というのもあった気がして
課題に合わせて改装してみました。
アバもそれに合わせてコーデ。
カニTシャツ使ってみたかったんですw
足元は裸足がデフォですんで。


ヒコクマは無視してください、お願いします。

アバター
2012/07/08 23:02
>はるかむ✿さま
まさにその懐かしい田舎を作ってみたくなったんです♪
アバター
2012/07/08 22:01
こんばんわ✿
サークルからの訪問です^^
懐かしいいなかのおばあちゃんの家思い出しました✿



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