７月７日は『七夕(たなばた)』です。
七夕は中国のお話しで鷲座の牽牛星(彦星)と琴座の織姫様が年に一度、会えるのが７月７日です。
７月７日の夜にしか会うコトが許されないこのご夫婦の伝説。
この伝説は本当は旧暦の７月７日の出来事で
お星さまが天の川を渡って夜空で出会う話しが七夕なんです。
実はこの七夕・・・
今は新暦の７月７日に皆でお祭りしていますが
本当は七夕は旧暦なのです。
なので、今の新暦の７月７日では無く
月遅れの８月７日に七夕を行うところがアルんですよね♪

七夕は中国のお話しで有名ですが・・・
日本にはそれよりも前に七夕がありました!!
本当ですよぉ～♪
棚機つ女(たなばたつめ)
乙棚機(おとたなばた)の信仰がもともと日本にはあったんです!!
それが中国の牽牛と織姫の伝説と会って奈良時代に習合したです。
日本もなかなか歴史は古いんですよ♪

この七夕のお星さまは
織姫様はベガ
彦星様はアルタイルと言って
夏の大三角形の２点をしめています。
夏の大三角形を見て天の川を挟んで対峙しているので良くわかるですよ♪

この織姫様のベガは星の年齢が３億8600万歳～５億7200万歳くらいと年齢が不詳ぎみ・・・
やっぱり素晴らしい美女と言われる織姫様には歳は聞けません。うん。

一方で彦星のアルタイルの年齢は１０億歳未満。織姫様より年上キャ♪

実は織姫のベガの表面温度は１万１千度もあって太陽の６０倍に光ってます!!
織姫様には失礼ですが彼女は質量も太陽の2.4倍の重さと言われています・・・少しぽっちゃり美人かな。うふふ♪
ベガの乙姫様にはお供の惑星も存在するのでは?っと思われていますが・・・
これもいまだ謎です。

一方の彦星アルタイルの不思議なお話しを一つ。
地球の自転周期は２４時間ですが
彦星様のアルタイルの自転周期は７時間♪と自転が早い星なんです。
その高速な自転周期のため星の形が赤道部分が大きく膨らんで星が楕円の形になっている程です。

ちなみに太陽の自転周期ですが
太陽の自転周期は27日かかります。

アルタイルの質量は太陽の1.7倍
明るさは太陽の10.7倍とこちらも明るい星ですね。

ココでトリビアを一つ!
国立天文台にはこの季節に質問が寄せられています。
「彦星と織姫が近づくのはいつ頃ですか?ぜひ見たいのでぇす」
と、言った問い合わせが多数!!!
そのたびに担当者は・・・悩みます。
悩みますが・・・
結構～キッパリ答えます
「七夕は伝説です。実際は2つの星は近づくのじゃありません」とね♪
なんですと～!!!ってお思いの貴方♪
夢を壊すようで気がひけるようですが国立天文台の担当者が天体で嘘はいけません。
なので「七夕は伝説なんです!」ってお話しするそうです。

実はこのベガとアルタイルですが
太陽からの距離は
ベガが25.103光年
アルタイルが16.774光年
２つ星の見かけ上の角距離は33.364度
なので～ベガとアルタイルとを隔てる距離って14.428光年あるんです♪
これって光の速度で彦星様のアルタイルが織姫様のベガに会いに行くのに光の速度を使っても１４年半もかかります。
それでコレ考えると～織姫様と彦星様の距離は15光年弱離れてるですよね。

もし、アルタイルの彦星様が
「愛してる」って言ったとして～
１５光年×2＝30年
織姫様のベガのお返事が聞けるのは光りの速さを使っても３０年後♪
コレって・・・人間ならお返事を聞く前に諦めちゃうね。ウフ♪

ですが!ですが!!ですが!!
このままで話しを終わりにさせないコロなのよぉぉぉぉ!!
これは愛し合うお星さまの一大事!!!って考えたコロ!
そこで出した結論は～
ベガとアルタイルは人間じゃ無いよぅ～お星様なのよ♪つうコト!

ココでお星様の時間を計算してみましょう❤
まず人間時間の　　　　　　　　　　　　　　　
３０年×３６５日×２４時間×６０分×６０秒/１億(お星さま時間)＝答えは9.5秒♪にゃのです

チ～ン♪３０光年はベガとアルタイルの間では９．５秒で手紙はおろかメールするよりお返事が早い!!!

実はね。月や宇宙船と地球の会話は３秒はかかるのですよ。
だから宇宙船の宇宙飛行士の方と地球でのお話しをテレビで放送するとお話しがずれるでしょ。
あれは宇宙船と地球で３秒は差がアルからなの♪

なので、お星さま同士の会話は人間が考えるより早い♪早い♪
だって相手は100年は瞬きのうち

織姫や彦星のベガもアルタイルも太陽より大きいのでぇぇぇ～!
彦星様と織姫様の寿命は100億年はアル!!
人間の寿命を100年と考えても１億倍!!

なので織姫のベガとアルタイルが交信して30年かかると言っても
星と星の時間を考えれば瞬間なんだ!!

だから彦星様が
「愛しているよ」と囁けば
織姫様はすぐに答えてしまう
「愛しています」と。
抱きしめあうコトは出来ないけれど
夏の空に星々が流れ流れる天の川を挟んで出会うお星さま2つ。
探し続ける愛する人を見つけられるのは７月７日だけなの。
だから２つの星が大切な人を見つける時に思うでしょ
「季節を超えてもう一度、愛しい君に会えた」と・・・

そして地上では
七夕には夜空に願いをかけた人々が年に1度の星の再会を捜すんです。
人が行き交う交差点でも
アパートから外を見つめても
各駅電車のホームでも
踏切待ちの頭の上にも
家族で食べる食卓の窓からも
夜空を見上げるでしょう。
そして夏の星の大三角を見つけて思います。
織姫様と彦星様あの二人は会えたのかと・・・

もしも・・・７月７日が雨ならば・・・
2つ星はみんなの夢の中で
星降る夜空に会うんです。
そしてその空は全てが光に変わって星降る夜の紫。
こんなステキな空で織姫様と彦星様は出会って声を交わす。
「愛している」と・・・
そして彦星と織姫の伝説を応援してくれたみんなの望みを叶えてくれるんですよ。
絶対に。
夏の奇跡が起こるのは七夕の夜の眠りを過ぎてからです。

そして時がすぎて・・・すぎて・・・
１万２千年の後には
織姫のベガは地球からみて真北の空に輝いています。
この時に彦星のアルタイルはベガの周りを廻りつづけます。
１万２千年後まで生きていられる人はいないけれど・・・
星の時間にして３０年が10秒弱の彼らにとって
１万２千年は星の時間では１年と少し。

ねぇ～1万２千年後の地球に行って七夕の空のアルタイルとベガをみてみたいと思いませんか?
きっとベガの織姫様の周りをアルタイルの彦星様が回っています。
クルクルクルクルと回る彦星♪
やっぱり織姫様と彦星様は愛し合ってますね。