✿主な登場人物✿
・中山　萌・・・可愛らしいドジっ子。自分磨きを頑張る。
・福田　苺・・・可愛くて人気者の女の子。顔だちが素晴らしいほど可愛い。
・大山　貝斗・・・イケメンの萌の幼馴染。人気者で明るく、まっすぐな子。
・大田　勇気・・・イケメンで貝斗と競い合ってる。クールで違う意味で人気者。
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第十二章「皆が見える表の世界」

萌「はぁ～・・・・。」
萌はため息をつきながら貝斗の差し入れのプリンを食べた。
苺「あれ？萌そのプリン・・・。懐かしいねぇ～！」
そのプリンは昔よく食べた焼きプリンだった。
萌「でしょ～？貝斗が買ってくれたんだよ」
苺「へぇ～？いいとこあんじゃんっ☆」
と苺は小さな丸椅子に座った。
萌「おいしいよ、このプリン・・・。」
苺「そういえば勇気君は大丈夫かなぁ～？ちょっと聞いてくるね」
と病室を出て行った。
貝斗「萌・・・。調子は・・・どうだ？」
萌「かっ・・・貝斗・・・普通・・・だよ。別に」
気まずい空気が流れる・・・。
貝斗「萌・・・。答えはいつでもいい。だからそんな悩むなっ・・・」
萌「う・・・うん。ありがとう・・・」
貝斗は萌が距離を離してるのを気がついた。
貝斗「萌、ごめん・・・。混乱するよなぁ・・・・」
萌「うっ・・・ううん！そんなことな・・・！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ガラッ。
梨花「萌ちゃん！大丈夫？やっと帰ってこれたわぁ～・・・。」
とキレイな金パツの髪をキレイになびかせた。
萌「りっ・・・梨花姉ちゃんっ！？」
貝斗「姉ちゃん！？お前2人も姉ちゃんいたのぉ！？」
萌「ううん！アメリカに住んでる梨花っていう名前でいとこなの＾＾」
萌は梨花が自慢だった。大好きだったのだ・・・。
梨花「あなたが貝斗君なのね？はじめまして、いとこの水原梨花よ、よろしく」
と細くて長い指をスッと差し出した。
貝斗「みっ・・・水原・・・梨花さん・・・。」
ｶﾞﾁｶﾞﾁ震える手を差し出した貝斗。梨花がキレイすぎてあっとうされた。
萌「ママのお姉ちゃんの娘なの。よろしくね、貝斗」
と萌は大好きな梨花を紹介した。
梨花「貝斗君はイケメンなのねぇ～♪きっとモテるのねっ☆」
ニコッと笑った。それは誰もが落ちる笑顔・・・。
萌「あぁ～～～！梨花姉ちゃんその笑顔はズルイっ!!!!!!」
萌は梨花がする笑顔をちょっと羨んだ。貝斗が梨花に恋すると思った。
苺「あ・・・れ・・・・？」
萌「あっ！苺もあった事なかったけ？私のいとこの梨花姉ちゃ・・・」
梨花「苺ちゃんじゃないの。こんなとこで何してるの？彼氏はいいの？」
萌「彼氏っ・・・・？」
苺「梨花さんっ！！！」
苺には萌も知らない秘密がある・・・・。
『彼氏』だ・・・・。
萌「どういう事なの・・・？苺・・・彼氏って・・・いないって言ってたよね・・・？」
梨花「えっ！？秘密にしてたの・・・？なんで苺・・・」
苺「うるさいなっ！！それ以上言ったら許さない！」
と苺は病室におきっぱなしのカバンを抱えて出て行った。
萌「いっ・・・苺！？」
梨花「苺ちゃん・・・。どういうことなの？」
萌「梨花姉ちゃん！誰なの！教えて！！！」
タッタッタ・・・・。
梨花「・・・でも」
萌「いいから！」
梨花「相手は・・・」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ガラッ。
梨花「スパイ事務所の・・・流儀。」
桃子「・・・・は？」」
萌「桃子姉ちゃん！？」
この真実を知ったことによってすべてのパズルが・・・。
バラバラになっていくのでした・・・・。
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第十三章へ・・・・。

※実話ではありません。