☆街の灯
- カテゴリ:映画
- 2012/06/27 00:09:19
これはご存知チャールズ・チャップリンの代表作とも言えるものです。製作された頃、映画はトーキへの転換期だったのですが、この作品はそれに抵抗したものだったそうです。
【スジ】
不景気な時代に、仕事もなく住むところもないみすぼらしい小男(チャップリン)が街をうろうろしていた。ところで、この男街角の花売り娘に一目惚れしてしまうが、その娘は盲目であった。そして、この盲目の娘は彼女に大金を恵んだ紳士だと思い込んで男の手を握りしめ、感謝するのであった。そして、男は一大決心して、娘のために働いて金を稼ぐことにした。
そして、まず街の掃除屋に就職し給料をもらうと娘の家へやって来たりしていたが、すぐに失業してしまう。さらに娘は病気になってしまう。つまり、さらに大金が要るわけである。
そこで、男はボクシングで賞金を稼ごうとして飛入りしたのであるが、ひどい目にあうだけであった(ここは笑えます)。
その後、男は途方にくれて街を歩いていると酔っ払いの大金持ちに出会った。また、この大金持ちは酔うと気が大きくなるのであるが、酔いがさめるとそれまでのことは全く覚えていないのであった。男はこの大金持ちに娘のための金の工面を相談すると、気前よく男を家に招いて千ドルを渡した。ところが、その場へ強盗が押し込んで来て、金持ちは叩きのめされてしまう。そして、正気に返るといつものように男のことは忘れてしまっていて強盗の仲間にされてしまう。それでも、なんとか娘に金を届けることはできたが、無実の罪で刑務所に送られることになった。
その後、服役してきた男は街を歩いていると花屋の内にかつての盲目の娘を見つける。娘はあの金で目も見えるようになっていたのであった。しかし、男の正体を知らない娘はいつまでも店の前に立っているのは物乞いだと思い、金を恵んでやろうと店から出てきた。そして金を男の手中に押し入れようとして手に触った。その温もりはかつての男のものであった。
どれも「名作」ですよねぇ〜(^^)