イマイチ盛り上がりに欠ける気もしますが…腐へ12
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/22 20:21:56
「えと、じゃあなんでわかったんですか? ティーグさん」
じゃあって何だ…とか、
もうちょっと話の流れってもんを考えようぜ…とか、
言いたい事は頭にいくつも浮かんだが、ティーグはとりあえず自分が妖魔である事を告げた。
「はあ、そうなんですか」
(うん、まあ…そんな返事が来そうな気はしたけどね)
驚いているんだかいないんだか分からないようなセルカの返事に、諦めたように頷くティーグ。
「あ、そうすると妖魔に会った事ないってのは俺の思い違いですね」
「・・・それでさ、改めて訊くけど実際妖魔を目の前にしてどう思う?」
ティーグの問いにセルカは小首を傾げて応える。
「どうって…妖魔がみんなティーグさんみたいな人なら、妖魔って噂に聞くほど怖い人たちじゃないのかなって…」
いや、人じゃなくて妖魔だから。と言うツッコミはとりあえず置いといて、ティーグは「それで?」とセルカに先を促す。
「だから、みんながみんなティーグさんみたいに優しい人ばかりじゃないのかもしれませんがそれは人間も同じだし、必要以上に怖がる事をしなかったら、もしかしたら妖魔の人たちとも仲良く・・・っ」
人間にとって妖魔とは、ただ恐怖の対象だったはずだった。
少なくともこれまでティーグが出会った人間達はそうだったし、中には『妖魔』と言う言葉にすら怯える人間もいたほどだった。<br>
ティーグが閉じていた目を開けると、至近距離にセルカのとまどったような目があった。
セルカの背に腕を回し、更に深く口付けていく。
仲良くなれるかもしれないと笑みさえ浮かべて語るセルカの言葉の途中で腰かけていたベッドから立ち上がると、ティーグはセルカの前に屈み込みんでいきなりその唇に自分のそれを押し付けた。
セルカは驚いたようではあったが、逃げる素振りは見せなかった。…驚きが大きすぎて逃げることすら思いつかなかった可能性もなくはないが。
セルカが逃げないのをいい事に、ティーグは角度を替え何度も口づける。セルカという存在そのものが愛しくてたまらなかった。
舌先で唇を割ると意外にも素直に受け入れられた事に驚きつつ、歯列をなぞり、口蓋を舐め上げ、セルカの舌に自分の舌を絡み合わせる。
思う存分セルカを味わった後、唇に軽くキスをしてようやくティーグはセルカから離れた。
セルカの口端からこぼれる唾液を指先で拭うと、ティーグは顔を赤く染め肩で息をするセルカにようやく告げた。
「愛してる、セルカ。お前が好きだ」
<hr>
単なる世間知らずとも言えるけれど、まあよいではないか^^;
ご期待に添える結末になっているといいのですが^^;
♪~Rin~♪さん、今晩は。
ティーグのちうで既に骨抜きに?w
さて、どうなっているでしょうか(;一_一)
みなわさん、今晩は。
はいな^^
ゐ故障中さん、今晩は。
この程度でヘタレているようでは、まだまだ甘くってよw
まあ、気付けてよかったじゃないですかww
けろ、私はノーマルと気付かされましたorz
そのまま流れにまかせておしまいなさい!!
セルカちゃんは何て答えるんだろう。
続きが待ち遠しいです!