神話2
- カテゴリ:日記
- 2012/06/19 19:48:33
<おひつじ座>編 ※ご要望にお答えして
アンドロメダ座の南に、小星がつぶれた三角形に並び、黄道第2番目の星座です。今から二千年前には、春分点がここにあり、キリスト誕生の年には、火星・木星・土星の三遊星がこの星座に集まったということも有名です。
大神ゼウスは、金色の毛に全身被われた一匹の羊を持っておられました。この羊が朝日・夕日を受けて、キラキラ輝く有様は、実に美しく、神々の間でも大評判でした。
ある日、テッサリ国の皇后であったネペレが大神の所へ来て、
「大神様、私は王の怒りに触れて、都から追い出されましたが、王は私の可愛い二人の子を殺そうとしています。どうぞ神様のお力で、この可哀そうな子どもをお守り下さい。」とお願いをしました。
大神は大そうふびんに思われて、さっそく金色の羊を、ネペレにお譲りになりました。喜んだネペレは、この羊こそ二人の子を守ってくれるだろうと、二人の子を羊の背に乗せました。すると、羊はたちまち大空高く飛び上がりました。
びっくりした二人が、一生懸命しがみついているうちに、羊はとうとうヨーロッパとアジアの境目の海峡にまできました。
その時、どうした弾みか、妹のヘレが羊の背から転げ落ち、可哀そうに海に沈んでしまいました。それ以来、ここをヘレスポントス(ヘレの海峡)と呼ぶようになりました。さて、兄のフリクソスはそのまま羊の背に乗って大空を飛び続け、とうとうコルキスの国(黒海の東岸)へ着きました。コルキスの国の王アイエテスは、フリクソスの身の上を聞いて、大変同情し、彼を可愛がりました。そこで少年は、羊を神殿に供え、ゼウスの神に「無事コルキス国へ着きました。」とお礼のお祈りをし、羊の皮をはいで、アイエテシス王に差上げました。
王は大変喜び、その金毛の羊皮をさっそく森の中の大木に掛け、一匹の火を吐く龍に羊皮のお守りを命じました。その後、勇士ヤーソンがアルゴール船に乗ってこの国を訪れ、火龍を眠らせて金毛の羊皮をうばって帰りました。
と・・・まあ長いので後は略です。
またあいましょ(*^_^*)
by音ちゃんwww