美しい木と共に。 #26
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/17 06:44:37
✿主な登場人物✿
・麻生 美木・・・美人モデル。20才の大学生。
・小泉 麻里・・・同じモデル。20歳の大学生。美木の幼馴染
・赤塚 真・・・イケメンの大学生。20歳。美木と幼馴染。
・滝川 龍二・・・イケメンで人気もの。20歳。頭がすごくいい。
・新道 真由美・・・モデル。20歳。真に気を持っている
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第二十六章「現在の真由美」
真由美「ふぅ~・・・。」
少し昔を思い出して疲れてた真由美。
舞「真由美ー、購買いかなーい?」
舞は小さいサイフを手に持って真由美に話かけた。
真由美「あっ、いくいくー!」
真由美は机からスクッと立ち上がってふと真由の席を見た。
真由美「真由姉ちゃん・・・またいないの?」
舞「えっ?なんかいったぁ~?」
真由美はあわてて隠す。
真由美「へっ!?なんもないよ!」
真由美は購買に行くと当時に姉を探すことを決めた。
舞「私メロンパンにしようかなー❤」
と可愛く悩む舞に比べ真由美は姉探しに必死だった。
舞「ねーねー、真由美はぁ~?」
真由美「私はいちごメロンパンでっ!」
とささっと決めて早く姉を探そうとする真由美。
ソワソワする真由美を見て舞は『ふぅ』とため息をついた。
真由美「えっ?何?(汗)」
舞「真由美さぁ~・・・。さっきから何ソワソワしてるの?(汗)」
真由美は自分の態度がバレてたと思い恥ずかしくなった。
真由美「べっ、べつにソワソワしてなんかなっ・・・」
真由「龍二君はさ~、ぶっちゃけあの記事気にしてないの?」
真由の声に気付き、真由美はフッと後ろを振り向いた。
すると裏校舎のほうからの声だと気付く。
真由美「ごめん!先行ってて?私用事あるから!!!!!!」
と舞にいちごメロンパンを差し出した後真由美は裏校舎へ向かった。
舞「えっ・・・?真由美ー!!」
色んな事情があるのだろうと幼馴染を理解し、そのまま教室へ帰った。
裏校舎へ到着。
こっそり影で見守る真由美。
真由「ほら、龍二君ってさ真由美といい感じじゃなかった?なのにあの記事さぁ・・・。
ねえ?ほら、やっぱ真由美も傷ついたのかなーってねっ☆
先生と恋人同士って嘘でしょ?先生と関係があるのは確かだけどね。
美木ちゃんとあなたって結局どういう関係にあたるの?」
とべらべら質問する真由。
龍二「何の話っすか?何がいいたいのかわかりません。
オレがすきなのは美木だけです。美木とは恋人関係ですよ。
先生となんかなんの関係もありません。デタラメってやつです」
とさっきの質問をサラリと返す龍二。
真由「ふぅん・・・。そう簡単にははかないって事かぁ・・・・。いいわ!嫌でも
はかしてあげるわ。私はすべて知ってる。調べもついてるのよ!!!!!!!!」
龍二「何の話ですか?意味わかりませんけど・・・。」
龍二もずっと知らないの一点張り。
真由「そうね。今から何年か前の高校時代・・・・。あなたは1年生だったわねぇ。
そしてあなたはずっと美木ちゃんを見ていた。そう・・・ずっとね・・・・・。
でも美木ちゃんは真君を見てた。だから龍二君は嫌だったのよね?
そして先生に相談してた・・・。でも先生はあなたが好きだった・・・・。
そしてあなたは真由美の気持ちも知ってたんでしょう・・・・?
だから真由美を利用する手を考えた。違うのかしら?龍二君」
龍二はただ唇をかみ締めて黙った・・・。
真由「へぇ~。まだシラをきるの?でもそれまでねっ。この新聞が何よりの証拠。
先生と生徒のスキャンダル・・・。ですって^^うまいタイトルつけたもんよねぇ・・・。
あなたもよくやるわねぇ。先生の気持ち知っててわざとこの大学選んだんでしょ?
男も怖いわねぇ・・・。先生も利用しようと思ったってわけだ。美木ちゃんだけの
た・め・に・ねっ❤」
次々と出る龍二の過去と本性・・・・。
この話についていけない人物が1人・・・・。
真由美「何・・・?何が起こってるの?龍二が私を利用・・・。」
真由「美木ちゃんもモテるねぇ~。真君も好きなんでしょ?本当すごいわww
・・・・で利用した話・・・。詳しく聞かせてもらうわよ・・・・・・・・・?」
美木「利用って何?」
美しく、透き通る声・・・。誰でも聞けばすぐ分かる声だった。
真由「みっ・・・美木ちゃん!!!!!!!」
龍二「美木っ・・・・」
真由美「美木ちゃんっ・・・。」
皆すごくビックリした様子。
美木「退院できたと思えばなんなの!?コレ・・・。」
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第二十七章へ続く・・・。
※実話ではありません。