Nicotto Town



「忍者物語」子供編新しく来た子供達と夕奈の怒り



アバターは15歳で一人前の忍者として
仕事をしている時のお涼です。

この前にお涼がくノ一としての仕上げの
旅があります。
大人の女に成る度です。
「かどわかし」「手練手管」「美人局」が
出来なければ食べさせて何年間も訓練させて
くノ一を育てません。
男の子だけを育てます。
今更オリンピックを知って居る人が
小学生が考えても男子の走る体力と女子の違いが
解ると思います。
此処でくだらない「ジェンダフリー」だの
「男女平等」だの馬鹿げた事を言わないで下さい。
そんな甘ったれた世界では無いのです。
確かに個体差はあります。
精鋭として男と一緒に仕事をしているくノ一も
居ます。
お楓もお三津も男と一緒に活躍して対等に
行動しています。
更に「かどわかし」も「美人局」も一流です。
自分の能力のほとんどを使います。

お涼も其の一つの技術を練習しなければなりません。
其れを此処ではお子ちゃまも居ますので
載せない事にしました。

後に夕奈の其れらしき所は出てきますが、
お子ちゃまはアクロバットの練習と言う事で
ご理解下さい。


本編

八郎の入れられた小屋から、

お美津に訓練されている二人の姿が見えた。

二人が石つぶてで止まっている鳥を

落とす所を八郎は見ていた。

お涼が八郎に鳥の死骸を見せて

「今夜の粥には拍(鶏肉)がはいるぞ。

お前は栄養をつけて早く一人前になれ」と言った。

9歳の女の子は稲と言った。

折れそうな位細い腕をしていたが、

逆らうでもなく、

最初の農家小屋でおとなしくしていた。

お涼と夕菜は定期的に

家畜小屋に入れられた小さい子を

便所に連れて行く役を任された。

彩夜も言われたが、彩夜は汚いから嫌だと言った。

昼間はトイレに行かせると

川に連れて行って水をかけて洗った。

川の水は透き通って泳いでいる魚は勿論、

下の石粒が見えた。

お涼達は其の中から石つぶてになりそうな石を

着物の袖に入れた。

次の日は子供好きのくノ一の一人の

桔梗とお涼達が一緒に米のとぎ汁で

全員の体を何度もすすいだ。

勿論着いた時に新しい服を着せたが、

稲と八郎以外はすぐに小便と糞にまみれた。

何度か着物を取り替えて夜中も

全員を一度便所に連れて行くと

何とか、便所が解って来たようだった。

毎日汚れた藁と蓆を

取り替える必要もなくなったが、

相変わらず3人とも一言もしゃべらない。

飯も男達が通ると椀をほおりだして

震えて泣き出す。

畑泥棒をして捕まった子供が

薪で殴られた様だ。

大けがをしたその子は

寺に引き取られたが

目が片方見えくなった。

其の為に寺に残る事を

自分から望んだ。

唯、其の様子を見ていた

小さな女の子達に取って

大人の男は恐怖の対象だった。

仕方なしに葵が3人を

部屋に連れて行って、

お涼と一緒に飯を食わせた。

やがて、夕菜も自分の椀を持って来たので、

一人ずつ、膝に乗せて食べさせた。

ひと月後には、お涼と夕菜が膝に乗せられない程

重くなったので、隣に座らせて食べさせた。

夜は相変わらず家畜小屋に

お涼と夕菜が言って便所へ連れて行ったが、

昼間は自分達で行ける様になった。

体をコメのとぎ汁と川の水をかけて濯ぎ

何日かすると、ごわごわだった皮膚が
何とか皮膚に見える様になった。

そこで葵とお涼と夕菜で本格的に
手拭いにはい汁をつけて頭からこすった。

ぬるま湯で何度かゆすぐと
やっと人間の子供になって来た。


そこで、また新しい着物に着せ替えて、

葵が6歳の3人の女の子を自分の部屋に
引き取る事にした。

一緒の部屋のお美津がまた仕事に
出て空いたからである。

大きな仕事が入ったらしく、男達の人数も減った。

稲と八郎はお涼と寛太の最初の頃の様に

農家小屋の屋根裏に住まわされた。

お涼も夕菜も彩夜も13歳になっていた。

また、彩夜と一緒に踊りの練習が始まった。

お涼が踊りを褒められた其の日に事件が起きた。

お涼の布団の中に虫が大量に入れられていた。

お涼は葵の部屋に行って、

寝る前に子供を便所に連れて行っていた。

夕菜がお涼の布団から虫がはい出して来たので

其れを潰そうと布団をはいだ時に
一斉に虫が飛び出てきた。

夕菜が悲鳴を上げた。

部屋中に虫が飛び交う。

何事かと男達も女達も集まって来た。

粗方、虫を外に出す頃に
お涼がびっくりして突っ立っている。

夕菜は顔を真っ赤にして、

大人達のいる部屋の戸の前に立つと

「失礼します。夕菜です。お話があります。」と

大きな声で言った。

夕菜は虫の中には刺されば
命に係わる虫も居た事を上げて、

命の保証が得られないのなら、

此の村を出ても同じ事ですから

この村に居たくありませんと言った。

流石に彩夜が長にひっぱたかれた。

もともと目に余る彩夜のお涼に対する行為は

大人で知らない物はいなかった。

夕菜は彩夜と同じ部屋は安心して寝れないと言った。

彩夜が村長に促される様に「もうしない」と言っても

頑として夕菜は「嫌です。」と言い張る。

村長がもうこれで済んだ事だと怒鳴っても

夕菜は顔色一つ変えず、

正座をして座り込んだままだ。

殺すなら殺せと言わんばかりである。

お隅が割って入った。

桔梗に夕菜をお隅の部屋に連れて行かせると

他のくノ一達も加わって、

夕菜の三味線や大道芸の実力があるし、

これからも使えると、それぞれ大人になって来て、

我が出て来る頃だとか、村長の顔を立てながらも、

村長の判断でという形で

3人が別々の部屋で寝る事になった。

お隅が夕菜を引き受けて、

夕菜を説得して何とか村長に

「出過ぎた事を致しました。」

言って頭を下げさせた。

そう言う事の必要性を覚えて行くのも

仕事の内だと教え込んだ。

彩夜は踊りを教えてくれている

くノ一と一緒の部屋になりたいと

父親の長に言ってそうなった。

葵の部屋には6歳の子供が既に入っているので、

元の部屋はお涼が当面一人で使う事になった。

其の内、稲が後1年もしないうちに

其の部屋に入るだろうと言う事で収まった。

アバター
2012/06/17 23:32
レイダ 様
其れだけの虫を何日もかけて捕まえて貯めている所を大人は見ているはずです。

其れでも何をするのかを問い詰めない大人が悪いのです。

夕奈が頭を下げさせる為には其れも仕事と言うのを

教えたのでしょう。

所謂技術の一つで目的達成の一つと教えたのでしょう。

夕奈は大人の階段を頭を下げる事で上がります。

其れが出来た事と出来ない事の差は大きいと思います。

良い悪いは別として、忍者には必要ですので、特殊な仕事です。

今で言う「工作員の養成」でもあります。

お涼も謝るとおもいますけど、夕奈ほど意味が解らないと思います。

其々の個性が出てきます。
アバター
2012/06/17 23:12
子供たちもだんだん「人」になってきた?ようで^^;

大量の虫はちょっとひどいなぁ・・・

それを仕込む方は虫はなんともないのでしょうか?

納得のいかないことでも、時には・・・・

いろいろ勉強することがたくさんのようですね



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