Nicotto Town



「忍者物語」(絡繰り屋敷解説付)子供時代2

画像

★手前の壁は上がり下がりをする。
裏側に持ち上げやすい様に取っ手がついている。

★箪笥の引き出しは引出しをあけるとバネで止めてた
小刀が飛び出る。

★小さな障子は開けるとバネで止めてた刀が横から
90度の角度で勢いよく来ます。
覗いて障子をあけると顔が切られます。

★押入れの横の壁は動き普段は閉ってる。

★押入れの上の壁も普段は押入れの上まで降りる。
其の小さな障子にも仕掛けあるので開けれない。

★押入れに物が入って無いのは下は床下から
上は上から板を開けて忍者が来る。

★床の間も何も置いて無いのは三方から人が出入りできる。

★手すりは梯子になります。天井の板を動かして其処に
普段寝泊まりする屋根裏部屋がある。


本編

順平はお涼と寛太に
山の食べれる物、食べれない物を教えて、

夕食のおかずの一部は二人が取ってくる。

枝の無い木を縄と脚力だけで登って行く方法。

山の中で生き延びる方法と逃げ延びる方法から教える。

5歳になると丸を土の上に書いた中でねじ伏せて十数える。

数えられると更に十の間自分で数えて寝ていなければならない。

其の間に柳の小枝を小刀の代わりにして

首に持って切る様にすれば勝ち。

柳の枝はシナるので鞭でたたかれた様に

横にスッと赤い線が付く程度だ。


その頃は既に山ブドウは必要がなくなっている。

二人は遊びを通して色々な技を覚えていく。

寛太は砂袋を腰に巻くハンデをつけられた。

最初の二日はお涼が勝ったがやがて寛太が勝つようになる。

だが、ある時、お涼は寛太の急所をけって、

動けないでいる寛太の首を柳の小枝で切った。

其れでも、寛太は動けないでいる。

数を教えている順平も其れを見ていたくノ一も大笑いで在った。

寛太だけが最後は仰向けになって空を見ていた。

その頃から竹刀を使っての正当な剣の使い方を教えられる。

7歳になると吊るされた葉っぱを石で当てる練習をする。

やがて寛太は止まっている大型の鳥なら石礫で撃ち落せる様に

なる。

村では小さな畑と田圃を作っていた。

怪我で手足がどこか使えなくなった忍者達がそれらの仕事と

寛太とお涼の日常の面倒を見ていた。

其の為に田畑に近い幾つかある農家小屋の一つの屋根裏が二人の寝どこだ。


夕食のおかずの一部は殆ど二人が取ってきた。

魚、鳥、茸、木のみが料理される。

酒のあてに使われて大人達の話も弾む。

其れと季節の田畑で採られた物で村に残っている物が十分に食べられた。

村に帰ってくる大人が途中の道すがら取ってきた

野生動物の肉が鍋の中にとして食材に乗った。

イノシシは牡丹、鹿は紅葉、鳥は拍と呼ばれて

罠に掛ると食べられた。

狩猟に出たりはしないが、罠は仕掛けられし

偶然見つければ、彼らの的になった。

冬の為の保存食も作られたし、魚の干物も作られた。

やがて、彩夜が9歳の時に母親のお杏が仕事先で亡くなった。

合議の末、彩夜は人質としてではなく、

忍者として育てられる事になった。

寛太、お涼、彩夜の3人用の部屋が
飯炊き女の部屋の隣の部屋があてがわれた。

小屋の屋根裏も、畳があり更に一番下が
農作業の道具小屋と若い農作業を

する男の寝泊りをする板の間も併用していたので
それなりに暖かかった。

だが今度はそれなりの家の形を成している。

壁の作りが違った。

お涼達には数段待遇が良くなったが
彩夜に取っては待遇は悪くなった。

だが一緒に忍者の訓練をできるのが
彩夜に取っては楽しかった。

寛太の群を抜いた行動は彩夜を驚かされた。

お涼もそれなりに行動が出来た。

相変わらず昼過ぎには夕食の食材を取りに
二人は出かけたが

魚は勿論の事。

罠を仕掛けて数度、罠にかかったイノシシを

寛太とお涼がひきづってきた。

一緒に行きたかったが寛太は頑として

足手まといになると冷たく言い放った。

実際、彩夜の我儘が3人で行動しようすると

輪を乱して仕事にならなかった。

素直に指示に従うお涼の方が魚を追い込むにしても、

イノシシを罠の方に罠に追い詰めるにしても

余程役に立った。

我を通す仲間よりも、従順に従う部下の方が

的確に仕事がしやすいという事である。

やがて其々に子供ならでは仕事がくる。

寛太は薬売りの子供の役。

お涼は5歳の神社の稚児の役。

彩夜は彩夜の母親お杏を慕っていたくノ一が

母が埋まっている場所で

手を合わさせてやりたいと言う願望もあり

旅芸人の見習いと言う事で

旅芸人一座に誰かの娘という事で

ついて行った。

其々が12歳になる頃には

バラバラだが帰って来ていた。


その頃になると彩夜がお涼を何かにつけて

難癖をつけて、怒鳴りつける事が多くなった。

お涼を小間使いの様に用事を言いつけて

従わせる様になった。

寛太がお涼に無視するように言っても、

大人達も村長の娘と言う手前、

気を使っている以上。

彩夜を面と向かってきつく咎める大人も居ない。

順平はどうした物かと其の匿われていたと言う
侍屋敷の屋根裏の
風取りの隙間から見える月を
見ながら
ため息をついた。



その時カタンと音がした。

来た。ついに其の子は戻って来たのだ。

遠くに行くにしても何かを持って行きたいから、

左程遠く無い所をウロウロしていたのだ。

逃げているのなら、

既に明石辺りまで子供でも行っていて良い頃である。

その子がすっかり中に入り込み、

二部屋奥に入った所で静かに下に降りると出口をふさいだ。

其の音で気が付いたのかどこかに隠れようと

動いた時にはその子はねじ伏せられていた。

何かを必死に抱えている。

其れごと縄で縛り付けると、ピィッと口笛を鳴らした。

外に居た二人もその子をつけて家の近くで待機していた。

ちょうど背丈もお涼位だろう。

抱えるとすぐに依頼者の所へ向かった。

二日の仕事で在った。

「やはり女で在ったか。約束通り好きにするが良い」と言うと

金子を投げてよこした。

其れを拾うと順平はその子を担ぎ上げて其の場を離れた。


順当にすれば、女郎屋に売れる年齢だろう。

「どうする?」「女郎屋か?」と言う二人の問いに、

「お涼達の遊び相手でもさせるか、彩夜が荒れている。

此れで4人になれば、仲間意識が出ると仕事に出れる様に

変わるかもしれん。」


「名はなんという」順平の問いにその子は黙っている。

「母上は?母上は無事でしょうか?」

「既に首を切られた。」順平の返答をかき消すように

「切ったのは篤宗の手の者でしょうか?」畳掛けて質問をする。

「本人だ」の回答にビクっと体を震わせた。

「女郎屋でも何処へでも生きる事が出来るのなら」

「なぜ生きる方を選ぶ」

「生きていれば親の仇が取れるかもしれませぬ」

順平は笑った。

「何が可笑しいのですか!」順平達を怖がるでもなく、

既に死の覚悟はできた上で暮らして居たのだろう。

「其の頃には奴は爺になって死んでいるかもしれんぞ」

「私が死ねば、可能性は全くなくなります」

面白い娘だと順平は思った。

案外彩夜と対立し彩夜の傲慢をそぐかもしれない。

順平は其の娘を抱き上げると心は決まっていた。

アバター
2012/06/14 02:52
レイダ様
解りにくい文章を書いてすみません。

訓練の様子は寛太とお涼の子供時代です。

既に過去に出来上がった文章をざくっと時数を合う様に切って

貼り付けて居ますので、言い訳にしかならないのですが、

前と続けて読んで行かないと解りにくくなってしまってました。

連載小説とは難しい物だと度素人は初めて解りました。

連載アニメを続けて見ると逐一過去の説明が入るのが

うっとうしかったのですが、そう言う意味だったのですね。

お涼と寛太は順平や他の忍者達に遊びの様に鍛えられて

育てられます。

少し厳しいサバイバル生活とレンジャー訓練の様です。

勿論村として機能してますから田畑はあります。

食事はちゃんと食べさせて貰ってます。

それ以外に二人に食べ物の取り方を教えます。

山奥の村が何かあっても、

例えば敵に襲われてちりじりになっても

何日かは山に逃げ込んで大人が見つけるまで

生きられる様にする為です。

最初に何とかこれを教えないと

子供はすぐに死んでしまいます。

食べ物の取り方、身のかくしかた

色々な木の登り方。

敵から見つからない様に

自分の痕跡の消し方。

書いてませんが仲間には自分の居場所の

知らせる合図の印の作り方。

例えば木の枝に葉っぱをこう言う形で撒いて

どこに結ぶかによって

太陽が東にある時、西に在る時はどっちに行ったかを知らせます。
其の木の下に一とか二の数をかきます。

其の数が増えるとそれだけ新しい印になります。

そうやって大人や仲間に見つけて貰う方法を教えます。

一番最初に数年かけて自分一人でも数日は生き延びる

方法と見つけて助けて貰う方法を教えます。

其れと並行して体力と精神力と運動神経を鍛錬して行きます。

もう少し大きくなると本格的な剣の訓練が始まりますが、

其れまでは石つぶても木で自前で作ったやりも

食べ物を探すのと逃げるのと仲間に見つけて貰う事と連動させます。

少し長時間の訓練で、結構厳しいです。

食事抜きとか、摂関はありません。

唯、テリトリーから出れません。



此処が普通の山育ちの子供との違いです。

アバター
2012/06/13 22:11
普段の生活が忍者の修行!

この娘ならきっと彩夜の抑制になるでしょうね^^



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