レタスと私 前編
- カテゴリ:ペット/動物
- 2009/06/25 09:13:59
私が25歳のころ、私の従兄弟がネコを拾ってきた。
従兄弟のアパートの隣家との隙間に、そのネコはいた。
雨の夜、ネコの泣き声に気付いた従兄弟は、思わず拾ってきてしまったという。
そのネコは、従兄弟に餌を貰うと涙を流しながら食べたという。
従兄弟の家はアパートで、動物の飼育は禁止であった。
とは言うものの、我が家も賃貸アパートであり、飼育は禁止となっている。
しかし、禁止でありながら以前は飼育経験があるということで、そのネコを我が家で引き取ることになった。
ネコは私に名をつけられた。
なんとなく、野菜の名前をつけようと思っていた私は、そのネコに
レタス
と名付けた。
レタスは茶トラの模様で、お腹は白い色をしていた。
性別はメスだった。
まだ子猫のようで、我が家に来たときのレタスの大きさは、全長30センチほどだった。
恐らくは捨てネコと思われ、人にとてもなついている様だった。
私とレタスは、すぐに仲良しになった。
レタスは毎晩、私の枕元で寝ていた。
部屋からは自由に出入りできるようにしておいた。
それがレタスにとって、幸せな環境だと思えた。
夏になるとレタスは朝早く私の枕元を離れ、外に出かけた。
外に出かけては狩をして、獲物を私の枕元に運んできた。
私が起きると、枕元にレタスの獲物が置かれていて、何度悲鳴を挙げたかわからない。
獲物は、セミ、トンボ、バッタをはじめ、時にはトカゲやゴキブリも半殺しの状態で置かれている時があった。
当のレタスは、どうやら私に褒めて欲しかったらしいのである。
しかし、私の悲鳴を聞いて獲物を私に捧げる事はいい事ではないと悟ったようである。
ある日、レタスは眠っている私を盛んに起こす夜があった。
私を玄関のほうに呼ぶのである。
私が玄関に行くと、何やらただならぬ雰囲気が・・・。
どうやら、レタスは一匹のねずみを下駄箱に追い詰めたようである。
その事を睡眠中の私に知らせに来たと言うわけである。
私とレタスの、真夜中のねずみ捕獲作戦が始まった。
レタスが下駄箱の左端から頭を突っ込み、反対側の右側を私が待ち伏せるという作戦を取った。
レタスが下駄箱に進入すると、カサカサという音が私の見張る右隅から聞こえてくる。
私は一番右端に置かれている長靴を手で退けると、その隙間からねずみはするすると逃げていったのである。
あわてて追いかけるレタスも、ねずみのアドバンテージには追いつけず、我々の作戦は見事に大失敗に終わったのである。
その後、レタスの怒りは私に向けられ、しばらくは口も利いてもらえなかった。
私はレタスに謝るばかりだった・・・。
私はレタスが大好きだった。
レタスが拾われた日、初めて餌を与えられた時に流した涙は、レタスが大きく成長しても止まることはなかった。
レタスの目は、いつも涙で濡れていた。
私はそんなことは気にもせずに、レタスとの生活を楽しんでいた。
私とレタスは、とても仲良しだった。
つづく
そのようですねぇ。
褒めて欲しかったみたいで、怒られてがっかりしたようです。
猫は気まぐれな性格ですからね。
自分が遊んで欲しい時はじゃれてくるくせに、その気がない時は冷たいんですよ。
まぁそこが魅力っちゃ魅力です。
えっと、私はほら、基本座って手を挙げてるだけの猫ですから・・・。
寂しがり屋のくせに、構いすぎるとうるさそうに逃げるし・・・
目に問題があることに、なかなか気づけなかったんだ
自分も猫のくせに・・・・
そうなんですよ、そこに引っかかると先が読めてしまいますね。。。
猫の健康状態を知る上で、涙は一番重要な要素ですから。
涙が止まらない猫は、健康上何らかの問題を抱えている可能性が高いですもんね。
猫との生活は、とっても楽しかったですよ。
特に完全家猫ではなかったので、外での猫の生活もかいま見れました。
猫と女性。。。そうだなぁ、似てるっちゃ似てるなぁ。
甘えたり、素っ気無かったり、男には不可解な所がいっぱいです。
そこがまた魅力かもしれませんけどね。
そそ、猫は人間などただの同居人位にしか思っていないようです。
でも外に出ると上下関係があるようですね~。
ボスとかもいるようですし。。。
犬も躾けによっては人と良好な関係が築けますが、失敗すると大変みたいですね。
出来れば息子にも動物の飼育を体験させてやりたいのですが、今はペットのいない生活です。。。
動物の温かさ、素晴らしいですよねぇ~。
それが涙を流しながら~と言うくだりでした。
とか言ってしまうと、続きのお話を台無しにしてしまうでしょうか・・・。
でも猫好きとしては放っておけん件だったのだもの~
とてもとても素敵です。その光景が浮かんでくるようです。
猫を怒らせるとメンドクサイです。
さながら、女性を怒らせたときと同等のめんどくささです。
よね?(笑)
犬のご主人様へのひたすらな愛情も好きですが、
猫との対等な立場の居心地良さが、私は好きです。
犬は無駄でもひたすら待っていてくれたりします。
猫は一応、儀礼は尽くしてくれたりしますが、
無駄なことはしませんね。
うちの黒ネコもノラなんですが、ちょっと犬みたいな猫です。
犬も猫、どちらも、それぞれの良さがありますね。
小さい生き物の温かさが愛おしいです。
ありますなぁ、会話。
猫は自分の欲求をちゃんと表しますからねぇ。
現在は猫の居ない生活なので、少し淋しいです。。。
私は飼い猫に妙な名前を付ける習性がありまして。
一番最初に飼ったネコは、ヤマシタという名前を付けました。
全国の山下様に何とお詫びしてよいやら・・・。
犬は本当に人と仲良くなりますね。
猫はどちらかと言えば共同生活者という感じです。
ちょっとクールな感じが、私には合っているのかも知れません。。。
続き・・・ですか。
まぁ、後編を楽しみにしていてください。
私はどちらかというと犬派です。
ネコは自由でしょ。
それが不安。。
でも招き猫さんのブログ読んでるとその自由さを楽しんでるかんじでいいです。。
レタスと招き猫さんの楽しい日々・・・どうなったん?
続き気になるぞ^^