６月１２日は『日記の日』です。
ナゼか?と、言うと1942年の６月12日にアンネ・フランクが日記を書き始めた日だからです。
アンネ・フランクは本名をアンネリース・マリー・フランクと言ってユダヤ系のドイツ人の少女です。
アンネ・フランクのこの日記は１９４２年から1944年までの記録で
後にこの2年間の日記が『アンネの日記』として世界中に読まれます。
童話や演劇や映画、アニメにもなっていますから『アンネの日記』をご存じの皆さんも多いと思います。
アンネ・フランクはユダヤ人だったので
ドイツを逃げたのです。
なぜなら強制収容所の存在がありました。
どの強制収容所も恐ろしいばかりの代物でした。
そして私たちが知らない。知らなくてはならないコトもあるんです。
ドイツ軍の強制収容所に収容されたのはユダヤ人ばかりではありませんでした。
ベルゲルベルゼン強制収容所には
★ユダヤ人110万人
★ポーランド人14～15万人
★ROMA(ジプシーの方達のように住居を決めない人達)２万３千人
★障害のアル人達
★ドイツ軍への抵抗組織
★ゲイの人達
★精神障害者←この人達は『バカ』と大きく書いた腕章と首には『バカです』と書かれた板を首から下げさせられていました。
強制収容所全体を考えると
★ロシア正教
★カトリック3000人
★プロテスタント
★王族まで
その収容された人達の国籍たるや32か国におよびます。
そのすべての人達が人体実験と暴力と細菌感染と餓死の世界に沈められたのです。
そう、ユダヤ人はユダヤ人なるがゆえに虐待されましたが
それだけでは無かったデス。
障害者も少数意見を許さず宗教もいとわず王族すら強制収容所に送られました。
そして悲惨なコトに大勢の人が亡くなっています。
ドイツの強制収容所と言うとユダヤ人だけが送られて死亡した所と思っている方が多いのですが・・・
現実は違っています。
そのユダヤ人だけが強制収容所に送られたと思っている人達の多くがアンネの日記もアンネ・フランクが書いたモノでは無いと思っていますが・・・本当は違うのです。
アンネ・フランクはドイツに居た時はお金持ちの少女で
アンネが日記を書いていたボールペンはアンネのお母さんのモノでした。
そして、文字もその繊細なで卓越した文章や感性もアンネ・フランクのモノと鑑定されています。
そうです。私たちは戦争中に同盟国のドイツの日本人ですが
もし、ドイツに居て精神障害や義足や車椅子であったのなら・・・・
日本人でも
強制収容所の門をくぐっていたかもしれません。
ドイツの強制収容所はユダヤ人だけの暗黒で無かったコトを知ってほしいと考えて
コロはブログをカキコしています。
コロは強制収容所の悲惨な写真を見てほしいと言っているのではありません。
私たちもあの第二次世界大戦の中で生きていたら
ユダヤ人で無くても強制収容所に送られていた可能性もアルとわかってほしかったんです。

ここでお話しを戻してアンネ・フランクですが
彼女は1942年６月12日が誕生日でした。
この誕生日は13歳で日記は父親からのプレゼントだったのです。
この13歳の誕生日からスグ!強制収容所への恐怖から隠れ家生活が始まります。
そして2年後の15歳に隠れ家の密告により捕まって強制収容所に送られ亡くなります。
この時にアンネ・フランクと隠れ家に隠れていた人間は８人居ましたが全て強制収容所に送られ・・・アンネの父親が1人しか生き残れませんでした。
7人全部が死んだのです。
アンネ達を匿っていたヴィクトール・クーフレルとヨハンセン・クレイマンも捕まり強制収容所に送られました。
アンネの密告者を色々言いますが
フリッツ・プフェファーと言うのはお門違いです。
オランダに隠れたアンネ達をオランダの人達は物資も含めて支援を惜しみませんでした。
実を言えばアパートやマンションの一室に８人の人が住んでいると考えてください。
いくら大人しく住んでいても音はかくせませんよね。
それだけでなく食べ物、生活に必要な水や雑品・・・それだけで近所中に判ってしまうと思いませんか?
でも２年もの間、誰も言わなかった。
オランダの誰かと言うのも密告者とは程遠いとおもいませんか?
実はアンネ・フランク一家はドイツでは資産家で仕事も順調でしたが・・・
逃げる時に商売を畳んでしまい・・・
アンネ・フランク一家が逃げたコトで商売がたち行かなくなった人達が・・・密告したのでは?と、現在は言われています。
勿論、真実はわかりませんが・・・
アンネの日記や雑記はアンネの隠れ家生活を支援し続けたミープ・ヒースが戦後まで大事に保管していました。
ミープはこの日記にアンネと言う少女の素晴らしさを確信し収容所からただ一人生還した父親に日記すべてをゆだねました。

アンネは日記で書きます

自分でも不思議なのは
私がいまだに理想のすべてを捨て去ってはいないという事実です。
だって、どれもあまりに現実離れしすぎていて到底実現しそうもない理想ですから。
にもかかわらず
私はそれを待ち続けています。
なぜなら今でも信じているからです。
たとえ嫌なことばかりだとしても
人間の本性はやっぱり善なのだと
1944年７月15日の日記から
日記は８月１日で終わり
８月の4日に捕まっています


アンネ・フランクには国籍がありません。
ドイツを逃げてきたためです。
オランダで市民権を与える話しにはなりましたが
死後の市民権は得るコトが出来ませんでした。
でもね、アンネは作家になりたいと思っていたの。
その望みは亡くなってからとは言えかなったですよ。
もし天国でもアンネが日記を書いていたらと思う時があります。
きっと天使達の間でベストセラーで
ノンフィクション部門の一位の独占!
『アンネの日記天国での日々』♪



強制収容所へ送られた人は
10人に一人も生還できませんでした。