とりあえず試しにこわごわ腐ってみました。
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/11 20:12:52
結局名前は、辞書ひいてつけました。
8か国語対象『最新ヒット商品を作るネーミング辞典』より。
最新つーても、もう20年近く前の本ですが^^;
ティーグはラテン語をちょっと変えて、
セルカはスペイン語です。
・・・そーいや題がまだついてませんでしたっけ(;一_一)
一話分を短くしたので、その分話数(でいいのかな)が多くなってます。
たどりついた宿屋の食堂で、ティーグは人間の子供を目の前に思わずため息をついた。
一体自分はなんの気まぐれで人間の子供など引き取ったのか。否、正確には買い取ったと言うべきか。
伯母だと言う女にこき使われ、全てを諦めたような目をした子供が気になってその伯母に邪魔ならその子供を引き取りたいと申し出たら、これまでの養育費を請求された。
まったくもってがめつい女だが、渡した金に不満そうな顔をしたところで牙を剥いて見せたら、青ざめた顔で納得してくれた。
そこでもう一度こっそりため息をつく。さて、目の前で固い表情をしたこの子供をどうしようか。
「そう言えばお前さ、名前はなんて言うんだ?」
いまさらと思いつつ口にした問いに、子供は短く「セルカです」と答えた。
「セルカか。おれはティーグ、よろしくな」
そう言って笑うと、子供も口の両端を上げて笑顔を作って見せた。
「あの…それで俺は何をしたらいいんですか?」
無理矢理作り上げたような笑顔を消すと、子供はティーグを見つめそう言った。
あの家にいた時以上の、全てを諦めた目で。
その目は自分が買われた存在であると知っていることを物語っていた。
「そうだな~」
ティーグはとりあえず考え込むように、煤で汚れた高くて梁のめぐらされた天井を仰ぐ。
特に考えがあって引き取った訳ではない。ただ、希望の光をともしたこの目はどんなだろうと、ふと思っただけだった。
「そーいやところでお前さ、年はいくつなんだ?」
不意に顔を戻したティーグがそう問いかけると、「12です」と返ってきた。
「・・・多分」
「多分?」
「俺のお母さんが俺をあの家に連れてきた時、俺の事を多分2才か3才と言っていたらしいので、多分今は12才くらいのはずです」
その母親の事なら、件の伯母さんから愚痴として聞かされていた。
なんでもセルカの母親は若い頃から男遊びが激しく、年下の男と駆け落ちしたと思ったら子供を連れてふらりと戻って来て、邪魔だから預かってくれと言ってまた姿を消したと言っていた。
(ウチだって子供が三人もいて生活が大変だっていうのに、この上ダンナの妹の子供の面倒まで見なくちゃならないなんて、まったく…)
ぶつぶつそうこぼしていた様子を思い出す。
ふっふっふっ、予想は当たってたでしょうか?^^
あるんですよ。眺めてるだけで楽しいです^^
ありがとうございます、頑張ります~^^ゞ
☪ りょう ☪ さん、今晩は。
多分、おもしろそうだと思って買ったんじゃないかと。
随分前の事でうろ覚えなんですけど^^;
>ヒット商品
ああ、そうかもしれません!w
ご期待に添える展開になるといいんですが^^ゞ
そんな辞書が何故安奈さんのお家にあるのかが知りたいです。
ヒット商品を作る気だったのでしょうかw
少年、いいですよねぇ。
どうなるのか楽しみです。
面白そう、見てみたいです。
さて、いよいよ始まりましたね^^
楽しみにしています。
ありがとうございます^^ゞ
あったんですよ~。本来は個人じゃなくて企業向けみたいですが^^;
ゐ故障中さん、今晩は。
人間は成長するんですよ。ふっふっふっ(?)
ショタ展開!?
続きが楽しみです^^
そんな辞典があったなんて…知らなかった~><